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カカアコ・ホームレス・シェルター訪問

H5-Hawaii Helping the Hungry Have Hopeの責任者とその奥さん
H5-Hawaii Helping the Hungry Have Hopeの責任者とその奥さん
スタッフ・ルーム、久しぶりに登場のM子です。今年は、“Music Is Good Medicine”(MIGM)の組織立ち上げ、現地コーディネーション、英語サイトの立ち上げやその他諸々で大忙しでしたが、今回はそんな現地での活動の一端を日本の皆さんにもお伝えしようと思います。

ジェイクがツアーから戻ってくると、ハワイ現地での活動が活発になります。コンサートからレコーディング、ボランティア、様々なイヴェント出演などなど、現地スタッフもそのフォローで大忙しです。もちろん、MIGMの学校や施設訪問もこの時ぞばかり!っと集中します。ジェイクのスケジュールの合間を縫うように根気強く計画していくのですが、これが結構至難の技なのです。

それでも11月から12月にかけてはすごい訪問の数! エバ小学校に始まって、ホームレスシェルター、カメハメハ小学校、マエマエ小学校、ハワイ・ファミリー・プログラム・イヴェント、ホノルル・マラソンEXPOなどなど( MIGMの学校/施設訪問のビデオや写真は、英語サイトで随時アップしていますので、是非ご覧下さい。 http://www.musicisgoodmedicine.org/?t=eventreport )。
でもこれらは、MIGM関連イヴェントのみなので、もちろんジェイク関連イヴェントは、これにプラスされることになります。久しぶりの現地でのパフォーマンス、ジェイクもパワー全開で楽しんでいます。

っと前置きが長くなってしまいましたが,今回は先日訪問したカカアコ・ホームレス・シェルターの詳細をお伝えします。

MIGMのアドバイザー、ダレックの紹介で、彼が毎月ボランティアをしているカカアコ・ホームレス・シェルターでの“Keiki Birthday Event”を、エンタテイナーとしてサポートすることに。このケイキ・バースデイ・イヴェントは、 ホームレス・シェルターに住む子供達の為に 毎月第4金曜日に行なわれていて、夕食時にエンターテイメントやゲームなどを楽しんだ後、誕生日の子供達の為に皆で「ハッピー・バースデイ」を歌ってあげるという心温まるイヴェントです。このイヴェントでジェイクは、40分程演奏し、シェルターの人達に楽しいひとときを提供するという機会を頂きました。

夕方5時過ぎにジェイクを迎えにいき、K女史とJ美と4人でカカアコへ。なんとなく場所は分かってはいたものの、入り口がやはりわかりづらく、何度かUターンしたあげくやっとダレックをみつけシェルター内へ。どんどん奥に入っていくと大きなプレハブのような、広さは体育館の2倍ほどある大きな建物が見えてきました。ダレックが「ここがホームレ・スシェルターで、午後5時半にオープンしたらホームレスの人達が入ることが出来るんだ。でも朝8時にはここを完全に全員出て行かなくてはいけなくて、また夕方5時半になったら帰って来ることができるというシステムになっているんだよ。彼らには、1日1食(夕食)が提供されて、持ち物などもここのロッカーに置いておくことができるんだ」と説明してくれました。建物の中には2mx3mくらいの箱型の仕切りがあって(本当に高さ1mくらいの仕切りのみの小さなスペースなのです)、そこに家族が寝泊まりしていると聞いて、こんな所がアラモアナのすぐ近くにあったんだ、と私達4人は言葉少なくシェルターの中を見つめたのでした。

イヴェント・エリア(シェルターにいる人達が夕食を摂る所)につくとコーディネーターのカプアが出迎えてくれ、イヴェントの段取りを再確認。イヴェント・エリアの一角には、子供セクションがあって、すでに、シェルターに住んでいる子供達が遊んでいました。しばらくするとボランティアの人達が続々とやってきます。週ごとに地元の教会や団体が自分達で食べ物や寄付金を集め、その週のシェルターの人達の食事を運んでくるとのこと。感動! この日は、カカアコ教会の人達が、ピザやサラダ、バナナ、フルーツパンチ・ジュースなど栄養のバランスも考えて車にたくさん積んでやってきていました。

早速私達も夕食セット・アップのお手伝い。いろんな方と自己紹介を交わしながら、ピックアップ用テーブルに夕食を並べていきます。その間ジェイクは、ダレックとサウンド・チェック。ダレックは、毎回このイヴェントに自分のサウンド・システムを持ってきてセット・アップしてサポートしているのです。ダレックの奥さんは、すでに子供達のセクションで宿題をみてあげている様子。ホームレス・シェルターとは思えない温かい空気が流れていました。

さあ、そろそろ夕食の準備も整ったかなと思っていた時にMCが現れました。なんとタイニー・タダニではないですか! 地元のテレビ・チャンネルOC16で番組を持っていて、いつもビデオ・カメラ片手に地元のイヴェントや情報を流している個性的なローカル・セレブ?!です(笑)。「What’s Up!!!」とジェイクとタイニーが挨拶し、みんなともハグ、ハグ、ハグ。このカジュアルな感じがいいですね。

6時半きっかりにタイニーがお得意の口調で「ALOHA!」と元気にMCを始め、楽しいおしゃべりをしていきます。さすがMC慣れしているだけあって、進行がうまい! タイニーの「ディナーの時間だよー!!」の呼びかけと共にシェルターの人達が夕食ピックアップの列に集まってきます。本当にたくさんの家族や夫婦がいるんだな、と驚きつつ見ていると、コーディネイターのカプアが隣に来てこう説明してくれました。「このシェルターに住んでいる彼らは、ホームレスの中でもエリートなんだ。色々な制限の中で、ここに住みながら一生懸命貯金して、職業訓練を受けて、自立していくんだ。ここのシェルターを始めて4年になるけど、その間に1400人のホームレス・ファミリーが自分の住む家を持てるまでに 自立していったんだ。オアフ島には、このようなシェルターが5つあって、どれも大切な役割を果たしているんだよ。カプアの話を聞きながら、そして夕食をお皿によそっているボランティアの人達を見ながら、とても熱い思いを感じたのでした。

夕食が始まってしばらくすると、タイニーが「お待たせしましたぁー!!」とばかりにジェイクを紹介してくれます。ジェイクは、まず最初にシェルターのスタッフやボランティアのスタッフにお礼を述べた後、やはりこの曲から始めました。「 LET’S DANCE!! 」。 ジェイクのすばらしい演奏にシェルターの人達も大歓声です。そして1曲目が終わるとジェイクは、「僕の伴奏で歌ってみたい人やウクレレを演奏してみたい人がいたら、いsつでも参加して下さい」とみんなに促しました。すると、観客席の中には手を挙げる人が。いやー、やはりさすがハワイです。 ジェイクが「Come to the front! Please」と前に呼ぶと、 40〜50歳くらいの女性が照れながら前の方に出てきます。ジェイクが「何を歌う?」と聞くと「アカペラでハワイの歌を歌いたい」と答える彼女。 目を閉じてゆっくりを歌い始め、途中ジェイクの方を向いて一心に気持ちを込めて歌っていました。その姿を見て周りのスタッフは、じ〜ん…。再び熱いものが込み上げてきます。ジェイクもじ〜んときたらしく、彼女が歌った後、がっしりハグしていました。その後は、ジェイクの心を込めた演奏が続きます。「Piano Forte」もじ〜ん、クリスマスが近いということで「アヴェ・マリア」も演奏し、じ〜ん。じ〜ん、じ〜んしっぱなしです。ですが、盛り上げる所は盛り上げるジェイク。やはり地元の人が多いので、みんなが一緒に歌える曲を、と、ハワイアン・ソングなども折り込んでいきます。そして、うずうずしていたタイニーも、もちろん登場です! さすが盛り上げるのが上手い彼は、会場中を歩き回り、シェルターの人達を次々と巻き込んでいき歌わせます。最後には、みんなで大合唱状態。つらい毎日やストレスがあってもこのような楽しいひととき、ポジティヴなひとときがあるということは、本当に大切な事です。部屋の隅で写真を撮りながら、彼らの大変な毎日を想像しながら、どんなに自分達が恵まれているかを再認識し、再び熱い思いを感じたのでした。

最後にジェイクが子供達を呼んで「Crazy G 」 を弾き始めます。そのリズムに乗って、子供達はみんなの前で踊りまくり。「Faster, Faster」と言いながらクルクル回っているのがとてもかわいかったです。そしてその後、ジェイクがボランティアや関係者、シェルターの人達にお礼を言い、子供達の為に「ハッピー・バースデイ」を歌い始め、またまたみんなで大合唱。11月誕生日の子供達が前に出てきてとても嬉しそうにしています。この日は特別にシェルターのみんなにケーキも用意してあって、小さなプレゼントとケーキをもらった子供達、そしてケーキのお裾分けをもらったシェルターの人達は、「とても楽しかった、ありがとう」と次々にお礼を言いに来てくれました。そして、それぞれの箱形の就寝エリアに戻っていきます。それまで、普通のイヴェントのように楽しく見ていましたが、彼らが戻って行く姿を見た途端現実に戻りました。、今回のイヴェントでは、参加させてもらった私達の方が多くを学んだように思います。

状況が大変でも、少しでも自立しようと頑張っているシェルターの人達から、ある種の勇気をもらいましたし、シェルターのスタッフから は「日頃の苦労を忘れる楽しくポジティヴなひとときを提供してくれてありがとう!」という言葉をもらいました。ジェイクの心温まる演奏とボランティアの人達の献身的な思いで、少しでも彼らの楽しみに貢献できて良かったなと思いました。毎回MIGMの訪問では、学ぶ事が多いですが今回の訪問は格別に心に感じ入るものが多い訪問でした。ジェイク、ご苦労様! これからもハートに響く演奏を続けて、音楽の癒しパワーを人々の心に伝えていって欲しいと思います。

今回は、ホームレス・シェルターということで写真撮影に制限があったのと、照明が暗かったことで写真が少ない事、お許しください。


H5=Hawaii Helping the Hungry Have Hope
オアフ島で5つのホームレスシェルターを運営管理する非営利団体
”ザ・ネクスト・ステップ・プロジェクト“の一環で、ホームレスの家族にシェルターを与え、次の段階に進んでいけるよう職業訓練を推進したり、子供達の教育をサポートしたりしている。
http://www.hawaiih5.org/index.php?option=com_content&view=article&id=52&Itemid=54
ケイキ・バースデーの様子
ケイキ・バースデーの様子
ケイキ・バースデー・イヴェンとを発案したタミーさんと
ケイキ・バースデー・イヴェンとを発案したタミーさんと
ボランティアからサインを頼まれるジェイク
ボランティアからサインを頼まれるジェイク

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