明けまして、おめでとう!オペラハウスのシアター前で。
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ジェイク・ファンの皆様、明けましておめでとうございます。今年も、どうかジェイク・シマブクロを応援してください。よろしくお願いシマブクロ!
という事で、大変お待たせ致しました。書き出したらえらい量になってしまい年を越してしまいましたが、ジェイクが昨年12月に参加したイギリスのイヴェントのレポートです。ほんと長いので、少しずつお届けしますね。それでは、物語の始まり始まり〜。 - K女史ことマネージャー。
ああぁぁぁ……ふうぅぅっ。一体何から書けばいいのだろう。とても言葉では言い尽くせないほどの数のイヴェントが起こりまくっているのです。
今年(2009年)の夏の初ヨーロッパツアーで、一番行きたかった国なのに結局夢が叶わなかったイギリス訪問。しかし、それなのに、ああそれなのに、こんな形で一度は消え去った夢がこんなにも早くに実現してくれるとは!
世の中は、もうすぐハロウィーンですよーんと、ご多分に漏れずハワイもオレンジ&ブラック一色の10月下旬。何の前触れも無くそれはやって来たのです。ジミーオジさんのマネージャーから「あのさ、ベット・ミドラーのマネージャーが話しがあるらしいので連絡してみてよ」という、さらりと短い連絡メールが。へっ?えっ?なっなにっ?ベット・ミドラーって、あの、ベット・ミドラー? 世界のエンターテイナー、ベット・ミドラー???? 一瞬、そんなのまた何かのいたずらよねー、なにさーちょっとぉぉぉ、と思ったのもつかの間。いや待てよ。待てよ待てよ待てよっ。メールをくれたのはジミーオジさんのマネージャー。って事はいたずらなんかなわけはありません。落ち着けっ。ええっい、落ち着けぇぇぇぇっっい! が、落ち着くどころか気持ちは天まで舞い上がった状態でベット・ミドラーのマネージャーだという人に恐る恐る電話をしてみたのでした。
ベット・ミドラーのツアー・マネージャーだと言うそのオジさんは、「おおっ!ジェイクのマネージャーK女史?連絡待ってたよぉぉぉ〜。どう、元気?」と、まるでずっと以前からの友達同士が杯を交わすかのような気軽さで言うではないですか。そして私の挨拶を聞く間もなく早口で「実はさっ、ベットがイギリスの女王の前で演奏する事になったんだけど、ジェイクに一緒に『In My Life』を演奏してくれないかって言ってるんだよ」と、これまた何でも無いようにかるーく言うではありませんか。イ、イ、イギリス女王?自国の大統領の前での演奏だってした事無いのに、縁もゆかりも無いイギリスの女王ですか? もう、ここから私の心臓は一気に高鳴って(きっと血圧もぐぐんっと上がった事でしょう)、今にも口から飛び出す勢いとなりました。が、そこは私だってプロのマネージャー。コホンっとひとつ、声が裏返っちゃわないように咳をしてから、「ほほう。それは素晴らしいですねっ!お声をかけて頂き光栄です。スケジュールを確認してお返事させて頂きますね。(本当は“ギャッホーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!いやーーーーーん、マジっすかぁぁぁぁぁぁぁぁ?マジマジマジマジマジマジマジィィィィィィィィ??????? そんなの答えはYESに決まってんじゃぁぁぁぁんっ!ぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇったい、ぜったいぜったいぜっぇぇぇぇぇぇぇぇったいやりまっせーーーーー。どんな事があったって這ってだってイギリス行くもんねーーーーーっ。”と言ってるつもり)」と言って電話を切りました。
興奮で、鼻の穴がバコバコいうのを感じながら電話を切ると、思わずガッツポーズ。そして万歳!ははは、万歳するなんていつ依頼の事かしら、なんて頭の奥で考えながら、思わず自分の足が嬉しさと興奮でパタパタと踊っているのに気がつきました。ひゃ〜、こんな姿は誰にも見せられんっ。さーてさてさてさて、ジェイクに知らせなくっちゃ。電話電話、っと。最近忙しくて一回目の電話にはまず出ないジェイクでしたが、何故か今日は即応。何かを悟った模様。私は、興奮しながら電話の向こうでバタバタと手を動かしながら事の事情を説明すると、ジェイクは大声で「NO WAAAAAAYYYYYYYY!! (うそーーーーーー)」私「WAY!!(ほんとーーーー)」 「 NOOOOOOO! 」「YEEEEEESSSS!」。何度かこういう会話をやり取りした後、ジェイクは「絶対(ディールを)決めてよね!」と言いました。さあ、ここからが勝負です。まだジェイクがイギリス女王の前でベット・ミドラーと一緒に演奏する事は“決定”ではないのだから。おおおおっし、何が何でも絶対イギリスに行ってみせるわよっ!
それはそうと、実は、私はベット・ミドラーがジェイクの事を気にかけていた、という事を今年の8月から知っていました。それは、8月のニューヨークはリンカーンセンターでのライヴの時だったのですが、ある女性が話しかけてきました。その人は、ニューヨークを起点に活躍中の日本人バイオリニスト五嶋みどりが設立した『Midori & Friends』というNPO団体のプレジデントで、「うちの理事会メンバーのベット・ミドラーと彼女のアシスタントが、今夜は絶対ジェイクを見に行きなさいと言うので来たんです」と。その時も、ベット・ミドラーがジェイクの事を知っているという事実にとても驚きはしましたが、まさかその数ヶ月後にこんな展開を迎えようとは思ってもいませんでした。そしてジミーオジさんの仕事で先日訪れたラスベガスでも、ジミーオジさんが前夜にベット・ミドラーとご飯を食べながらいろいろな話しをしたよと聞かされ、そのたった1週間後にこんな信じがたい夢物語が舞い込んできた、というわけです。人生ってこれだからやめられない。
その後、ベット・ミドラーが演奏曲目を変更するだとか、やっぱりウクレレとのデュエットはやめてビッグ・バンドとの演奏にするだとか、心臓に良く無いような紆余曲折がいろいろとありましたが、結局ジェイクは最後の最後まで候補者としてリストに残り、ウクレレとのデュオを基本にしながら演奏の一部にベース・プレイを入れるというのを条件に、イギリス行きが決定しました。や、や、やった。やった。やった。やった。やったぁ。やったぁぁぁ。やったぁぁぁぁぁぁぁ。やったあああああああああああ!おめでとう、ジェイクっ!プロのミュージシャンになって12年。下積み時代と呼んでいいその12年が今こうして花開いたのです!私は本当に涙が溢れました。ハワイのウクレレ・ミュージシャンがイギリス女王の前でベット・ミドラーと一緒にビートルズの名曲『In My Life』を演奏する事になったのです。奇跡としか言いようがありません。おめでとう、ジェイク。ふぇ〜ん(嬉泣)。
ジェイクが参加する事になったイギリスのイヴェントは、その歴史は100年近くにもなる『Royal Variety Performance』という、毎年行われるイヴェントの中でも最大級を誇る名誉あるイヴェントです。バラエティというその名の通り、ミュージシャンだけでなく、ダンサーやコメディアン、そして腹話術師など、さまざまな分野で活躍するアーティスト達が各国から招待されて、その才能を王室メンバーの前で披露。エリザベス女王とチャールス皇太子が毎年交代でご観覧に来られるとの事ですが、今年はラッキーにもエリザベス女王が来られる番。そして、BBCとITVというイギリスを代表するテレビ局が毎年交代でこのイヴェントをライヴ収録(一局の独占ではないところが「国を挙げての行事です」という感じがして良いですね)し、12月中旬に放送、少なくとも9億人がその番組を見ると言われています。そして、もうひとつ嬉しい事実に、今年の開催場所があります。Blackpool という町のオペラハウスなのですが、1955年にこの場所で第1回イヴェントが行われて以来、50数年を経て初めてまたこの場所に戻って来るのだと、イギリス人達は「とても記念すべき事である」と言って喜んでいるようなのです。
続く…