木曜日。
J子がM子にピックアップしてもらったのは朝7時過ぎ。それからジェイクをピックアップして(準備にちょっと時間がかかりましたが)向かった先は、マエ・マエ小学校。ここでは、高校時代からのジェイクの親友が先生をしてます。ジェイクは彼の結婚式でベストマンを務めたとも聞きました。その関係で、毎年クリスマスの時期になると、恒例行事の助っ人としてジェイクが活躍します。もちろん、ジェイクにとっては、Music Is Good Medicineの理念を伝える貴重な機会でもあるわけです。
で、何をするかというと。各児童(家庭)に配られる記念DVDに収めるエンターテインメントをサポートします。早い話が、子供達の歌やダンスのバック演奏に参加する、ってことです。ドラムス、ベース、ギター(K担当)に、曲によってはアップライトベースも入るバンド構成。ジェイクもその一員というわけです。凄くないですか?
収録場所の図書館に入るやジェイクは先生方と1年ぶりの再会を喜び合い、早速バンド仲間と打ち合わせや音合わせに突入。一方のJ子とM子は図書館の中を見学しながら、可愛いものたちをみつけては大喜び(笑)。カラフルにペイントされたテーブルやイス、ティッシュの箱やペットボトルで作られた動物たち…etc.。収録用のクリスマス・デコレーションは、大きな箱のプレゼントと靴下。ハワイにも、さまざまな宗教の人が暮らしていますが、日本と同じように誰もがクリスマスを楽しむそうです。11月のサンクスギヴィング(感謝祭)よりも、子供達には人気の行事。それは、そうでしょうね、プレゼントをもらえるのですから。
ふと見渡すと、先生方はみな赤を着用。ちなみに、子供達は恐らく「赤や緑を着て来なさい」と言われたのでしょう、形や柄はバラバラですが、どちらかの色を基調にした洋服を来て、サンタ帽かトナカイの角ををかぶっていました。
最初に図書館に入ってきたのは、低学年チーム。バンドの演奏に合わせてクリスマス・ソングを数曲歌いました。上手に歌える曲もあれば、ちょっと自信なさげになってしまう曲もあり、そうすると、先生達が「もっと大きな声で!」というジェスチャーをして子供達を煽ります。一生懸命なちびっ子達、かわいいなぁー。
ちびっこが終了すると、次に中学年〜高学年、100人程度が一度にやって来ました。そしてまたクリスマス・ソングを歌います。前夜のToys For Totsでもクリスマス・ソングのオンパレードでしたが、改めて聴くとこんなに色々なクリスマス曲があるんだなぁ、と感心してしまいます。いわゆる聖歌や賛美歌からポピュラー・ソングまでよりどりみどり。学年毎に担当曲が数曲決まっていて、1曲ずつの曲間には、子供達による寸劇も入ります。曲によってはフラが入るものもありました。これまたToys For Totsもそうでしたが、こうして子供達がフラの伝統を受け継いでいる姿を間近で見るのはいいものです。実際、みんなの踊りも、伝統が当たり前のように日常に近いところにあることを感じさせるものでした。それはウクレレも同じこと。途中、ウクレレ少女隊(とJ子が勝手に名付けた)が演奏に参加しました。子供達と一緒にウクレレを演奏するジェイクは、本当に嬉しそう。
結局、2時間程度は収録にかかったでしょうか。子供達も徐々に集中力が欠けてきてしまいますが、それをうまく操るのはジェイクの得意技。10秒間座らせてみたり、ちょっとおもしろい話をしたりして、みんなの気持ちを「歌」に戻します。さすが。
11時にはここを出て、次のリハーサルに行かなくてはいけないジェイク。10時半過ぎに最後の曲にとりかかり、「これなら余裕だね」とM子&J子が安心したのもつかの間、なぜかこの最後の1番短い「We Wish A Merry Christmas」withフラだけが、なかなかうまくいきません。先生たちの間でもどう歌うかの意思統一がされていなかったよう。あっという間に時間は過ぎていき、やっとうまく揃った時にはほぼ11時。最後に1曲、ジェイクから子供達へのプレゼント演奏をして、大急ぎで学校を後にしました。子供達とゆっくりお別れできなかったジェイクはちょっと残念そうですが、仕方ありません。
マエ・マエ小学校で頂いたランチを車の中で食べるほどのハード・スケジュール。お次はルーズベルト高校です。オーケストラとの共演リハーサルが待っています。ディーンとノールも、一緒に演奏します。これは、楽しみ!!
このアメリカンフットボールの名門校には、素晴らしい講堂がありました。ステージ上にはすでに団員がスタンバイし、このイヴェント週間の為にナッシュヴィルからやって来たマーク(ツアー・マネージャー兼サウンド・エンジニア)が着々と準備を進めていました。予定より10分程度遅れて到着したジェイク、みんなに拍手で迎えられます。さすがに高校生ともなれば、さっきの小学生とは気構えからして違います。緊張感漂う中でのリハーサルは順調に進み、本番への期待が高まります。本番は、土曜日の夜。また詳細は報告しますね。