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2009年05月04日
ジェイクの滞日エピソード【4】
プロフェッサー・ジェイク、大阪にて最終講演

1番多い時で100人近くは集まっていたと思います。
大阪の朝は早いのです。
午前中、ホテルから歩いてすぐのソニー・ミュージックジャパンインターナショナル・オフィスに赴き、1本目の取材。
それを終えると、南港まで車を飛ばしてFM Kokoroへ。生放送と収録が待っています。

生放送も収録も、ジェイクにとってはすっかり慣れたものです。みなさん「演奏してくれるんですか!?」って驚きますが、いやはや演奏なくしてどうしましょう、ってなもんです。新幹線のホームでも、タクシーの中ででも演奏するジェイクなのですから。

ラジオ局での仕事を終えると、ランチ・タイムです。しっかり「マイ醤油」持参のジェイク、お昼はお寿司に決定です。南港のWTC上階にあるお寿司屋さん。眺めも最高です。サーモンやねぎとろを頼んで大満足のジェイクでした。

さて。この後は関西大学での日米交流イヴェントが待っているのですが、中途半端に時間があいてしまいました。ここは南港。今から繁華街に出るには時間が足りない。かと言って、残念なことにここには、時間を有効に使えそうなものが何もない。あるのは、広いスペースと、ちんまり置かれた休憩所のイスとテーブルのみ。じゃ、ここで時間つぶしますか。コンビニでアイスクリームを買いたいというジェイクについて物色。同じメーカーのアイスでもフレイヴァーによって小麦粉が入っていたりいなかったり。小麦なしのをみつけて、ジェイク「やったぁ!」。アイスクリームを食べ終わると、早速ウクレレを奏で始めました。ちょっと遅めのお昼休憩をしている人たちは、ラッキーでしたね!!(とはいえ、誰からも何も声はかけられませんでしたが…)なんというか、とても不思議な光景でした。コンピュータに向かって仕事をするKazy さん、雑誌を眺めるK女史、ウクレレを弾くジェイク…、ほんの一瞬ですが、それまで高速で流れていた時間が歩を緩めたような感じでした。

南港からタクシーに乗り、千里山にある関西大学のキャンパスを目指します。が、近くまで来たところで運転手さん、「確かこの辺りなんだけど、ちょっと自信がないなぁ」というようなことを言い出しました。そして、信号待ちの間に道を尋ねに行ったりするものだから、J子もK女史もハラハラドキドキです。「あ、あの人たちに聞いてみよう」と威勢良く飛び出したものの、あっという間に「あかんわ」と言って戻って来たこともありました。「外人さんやった…」って。これには思わず大爆笑。でも、とても一生懸命な運転手さんで、感謝感謝。なんとか関西大学に到着しました。

迎えて下さったのは、文学部英米文化専修の小林助教授と学生さんたち。早速会場に案内され、学生さんはイスを並べる作業、ジェイクはサウンド・チェックです。すると、どこかで見たお顔が!!押尾さんとのライヴでお世話になった森田さんではないですか! 学校側が森田さんが勤務する会社にサウンド機材レンタルをお願いした関係で、「ジェイクが来るなら僕も顔を出そうかな、と思って来ちゃいました」と。いやはや、なんとも心強い。音のプロがいてくれることで、ジェイクのテンションもググッと上がりました。そして実際、森田さんは素晴らしい音を作り上げてくれたのでした。ジェイクの音に対するこだわりは皆さんご存知の通り。気に入った音が出せれば、それだけで笑顔がこぼれてしまうのです。森田さん、ありがとうございました!

さて、交流イヴェントの始まりです。それぞれに少しずつ内容は違えど4回目ともなれば、ジェイクもすっかり慣れたものです。会場には70人程度の人がいたでしょうか。が、始まってからも続々と途中入場者が。どうやら授業終わりで駆けつけている人も少なくないようです。最初はウクレレの多様性を示すデモンストレーションから。「Let's Dance」を演奏します。
「なぜ音楽だったか、と言えば、それが僕にとっては楽しかったから。ウクレレを最初に教えてくれたのは僕の母ですが、母のアドバイズは、『何をやってもいい。自分が楽しめて、全力を尽くせることをやりなさい』というものだけでした」とジェイク。「楽しければ練習する、練習すれば上達する、上達すれば楽しくなる、楽しくなるからまた練習する…これが僕にとってのウクレレでした」

今回は、話のトピックが終わると学生からの質問を受ける、というスタイルで進んで行きます。“Sakura”を演奏した後、こんな質問が。「その多彩なスタイルは、どんなことに影響されて出来上がっているのですか?」「僕は常に新しい経験をしているから、それに影響されているのが大きいと思う。池の水のように1カ所にとどまるのではなく、川の水のように流れ続け、新しい経験を重ねて行けば新しいフィーリングを得ることもできる。もし、Happy とSadしか感情がなかったら、表現できるものも少ないと思う。エモーショナル・ヴォキャブラリーを増やすことも大切なことなんだ」。

途中、いきなり、ルイ・アームストロングの物まねが飛び出して一同びっくり&拍手のシーンも。この物まね、福岡でお世話になったDJ ブッチさんの見事な技(!?)に触発され、この数日ジェイクが突然やり出したもの。まさか大学で披露するとは。でも、無意味にやったわけでは、もちろんありません。ジェイクいわく「ミドルCの音を出したらそれだけでルイ・アームストロングの声に近くなって…」と、具体的な形で音による表現方法を伝えたのでした。

「ウクレレ・プレイヤーとして最高なことは?」という質問には、「どこへ行ってもオーディエンスの期待が低いこと」と笑いながら返答。「こんな4弦しかない小さな楽器で何ができるんだい?っていう感じで迎えられることが多いからね」とジェイクは言いますが、そうした状況を自分自身で打破しているのが現在のジェイクであることは、言うまでもありません。

「あなたにとってウクレレとは?」「そうですね、ウクレレは僕にとってトランスレイター(通訳)の役目となることが主ですね。人とコネクトする時の」

イヴェント中、途中で席を立つ人がいると、その度に「来てくれてありがとう」とか「お疲れ様でしたー!」と声をかけるジェイク。中座した人はバツの悪い思いをしたかもしれませんが、ジェイクは「ありがとう」を言いたかっただけなので、悪しからず。講演終了後は、アメリカン・センターがご用意下さったドリンクと軽食で歓談。ジェイクのもとには、質問をしに行く学生やサインをもらいに行く学生が絶えませんでした。

関西大学を出て、またもやソニー大阪営業所へ。最後の最後まで取材です。それを終えると営業所のみなさんにご挨拶をして、待ってましたのディナー。はい、大阪の夜もタイ料理でした。本格的な味付けのお店で、辛さにも容赦ありません。タイ料理は好きだけど、辛いものはあまり得意でないジェイク、「味付けはマイルドにお願いします」で、春雨サラダはおかわり!! 大好きなパッタイもぺろりとたいらげておりました。めでたし、めでたし。

翌朝。ホテルを出たのは午前7時半。伊丹空港から成田へ飛び、成田からシカゴを目指し、シカゴ乗り換えでノース・キャロライナまで。ながい、ながーーーい旅です。

「今度は、夏の終わりにツアーで戻ってきます。元気でねー!!」とジェイク。「待ってるからねー!」とみなさんの分も込めておもいっきり手をふって車を見送ったJ子でした。








生放送中!


こっちは収録中。自己紹介、近況報告、曲紹介を一気にスラスラ〜っと。一発OKでした!


My醤油にも注目!(笑)



デザートはアイスクリームで。


時間調整中、です。


頼もしい助っ人登場!



講演後には軽食も。


イツモアリガトウゴザイマース!@大阪営業所


大阪で最も古いタイ・レストランだそうです。



見えますか? 空港へ向かう車からバイバーイ!


2009年05月03日
ジェイクの滞日エピソード【4】
焼き肉ならOKなのだ!

焼き肉屋さんで激写!?
グルテン・フリーの食生活、なんていうと、「一体何が食べられるの?」と思いますが、グルテンさえ含まれていなければいいのですから、お米もお肉もお魚も、野菜だって大抵のものは食べられます。

というわけで、この日は東京で1日打ち合わせやプロモーションをこなした後、焼き肉ディナーへと繰り出しました。とはいえ、ディナーを1時間程度で終えたら東京駅から新幹線に乗って大阪へ向かうので、のんびりくつろいで、というわけにはいきません。本当に今回のスケジュールはタイトです。念願のタイ料理in東京も次回のお楽しみになっちゃいましたしね。

ソニーのオフィス近くにある焼き肉屋さんは、幸いにも「塩だれ」が充実しています。だから、今日は同席するみんなも「塩の日」と決めてジェイクと共にグルテン・フリーです。ジェイク、満面の笑み。「おいしいおいしい」と、ご飯と共にお肉をたいらげていきます。

そして、午後8時頃、東京駅から新幹線に乗って大阪へ。翌日は、朝から取材があり、午後には関西大学での交流イヴェントがあり、その後またまた取材があり…うーむ楽ではありません。が、あと少しです、がんばれジェイク!!


ただいま撮影中。「自然に歩いて」と言われても、どこかぎこちなさが…(苦笑)。


ただいまインタビュー中。どんな話をしているんでしょうね?


東京駅。新幹線のホームにて。歌うジェイク。聴くKazyさん…楽しいですか?


2009年05月02日
ジェイクの滞日エピソード【4】
沖縄総領事公邸へ

総領事ご夫妻と(奥様は日本人です)。
福岡で九女を訪問した翌日、J子は朝早い飛行機で、仕事が山積みになっている東京へ戻りました。が、ジェイク、K女史、Kazyさんの3人は福岡から沖縄へひとっ飛び。到着した沖縄は、雨こそ降っていなかったものの「寒かった」そうです。

今回ジェイクは、アメリカ大使館による日米文化交流プログラムの一環として各地の大学や高校を訪れているわけですが、この日は沖縄総領事公邸でのレセプション・パーティにお招きされました。そしてもちろん、パーティに出席された皆さんの前での演奏もありました。

沖縄総領事のケヴィン・メア氏は、日本語も堪能な親日家だそうです。間もなく沖縄を離れ、ワシントンDCにて、アメリカの対日政策を担当する国務省の新しい日本部長に就任します。

パーティを終えた3人は、夜遅い便で沖縄から東京に戻りました。

2009年05月01日
ジェイクの滞日エピソード【4】
ジェイク先生VS女子高生!?

制服のフラガールと急遽共演。
ライヴの翌朝、私たちは福岡に向けて出発しました。
福岡に到着し、打ち合わせがてらに訪れたのはお蕎麦屋さん。グルテン・フリーを実践しているジェイクのため、事前に十割蕎麦を用意して下さっていたのです。これにはジェイクも大喜び。大好きなお蕎麦ですからね! 蕎麦パワーを身体に入れたら、さぁ、行きましょう。今日は九州女子高等学校(地元では九女“きゅうじょ”の愛称で親しまれています)。北京オリンピックで金メダルを獲得したソフトボール・チーム上野投手の出身校です。

九女には、1年を通じて精力的な活動を行なっている《津軽三味線部》があります。今日はウクレレと三味線の共演が実現することにもなっているのです。リハーサルで顔を合わせた三味線部の3人の演奏に、ジェイクも「すごい!!」を連発。自分のウクレレを差し出して「弾いてみる?」とジェイク。恐る恐る手を出した生徒さん、「かるーい!」と驚きながらポロンポロン。「音が奇麗!」と感激した様子でした。

本番。
体育館には、研修で出かけている1年生を除く2、3年生と先生方、それに一部父兄の方々など約750人が集合しました。

校長先生のご挨拶、福岡アメリカン・センター代表のご挨拶に続き挨拶をしたジェイク、そのまま早速デモンストレーションに突入です。たった4本の弦、狭い音域を最大限に活用して奏でられるジェイクのウクレレ。「Let's Dance」と「Sakura」をプレイしたところでジェイクは言いました。「僕は常に新しいサウンドやテクニック、アイディアを求めてきました。ウクレレに限らず楽器には限界がありますが、僕はそれが自分の限界になることがないように、と努力してきました。皆さんが好きなことに取り組む時も、きっと同じ姿勢であると信じています」そして「本当に好きなことをしている時というのは、集中しているから他に何も考えていません。僕の場合は、ただただ音楽に集中し、集中しているその瞬間を楽しんでいるのです」とも言いました。

生徒さんからの質問コーナーは、笑いと歓声を拍手の連続でした。
最初の質問は「ウクレレ以外に楽器を演奏しますか?」というもの。「ギターを少し、ピアノも少し、ドラムスも少し」とジェイク。
ふたり目の質問。「私はフラダンスを始めて2年になるのですが、いつかジェイクさんと共演するチャンスは来るでしょうか?」するとジェイク、「今日は、どう?」。すると質問者はちょっと戸惑いながらも、ステージの上へ。たいした度胸です。ジェイクとふたりで何やら打ち合わせらしきことをした後、制服姿のフラガールがステージの上でフラを披露しました。これには会場中から大きな歓声と拍手が。イヴェンと終了後、控え室に戻ったジェイクは、「さっきのフラガールにCDをプレゼントしたいんですけど」と、彼女の名前を教えてもらいながらCDにサインをしていました。

さて、話は体育館に戻しましょう。
「あなたが音楽とコネクトしていくにあたって1番大切なことは何ですか?」という質問の答は長くなりました。この頃になると、いつものごとくジェイクの言葉には熱がこもり始めます。「音楽に限らず言えることですが、正直であること、誠実であること、純粋であることではないかと思います。自分を表現する場において、物理的なことは、実はそれほど重要ではありません。洋服やスタイルではなく、心の中に何が入っているかがが重要なのです。あなたの行ないのひとつひとつが周りにいる人たちにも影響を与えていきます。だから、何かをすると決めたら、真摯に向き合って下さい。素晴らしい学校で教育を受ける機会を手にしている皆さんはラッキーなのです。あらゆる知識を、先生や友人から得るチャンスを活かして下さい。知識を得れば得るほど、世界はひどい場所であることに気づき落ち込むこともあるかもしれません。閉塞的になり、怒りを感じてしまうかもしれません。けれど、知識は私たちに限界がないことも教えてくれるのです。知識は最もパワフルなツールであることを忘れないで下さい。そのツールを活かし、新しいことにチェレンジすることを恐れず、たくさんの経験を積んで下さい」

中にはこんな質問もありました。上野投手の出身校らしく!?「ウクレレをたくさん弾いて手にマメはできませんか?」。するとジェイク、「できません。僕の手は柔らかいですよ。触ってみてください」と手を差し出しました。そこで場内には「キャーーーッ!」と黄色い声が。あぁ、女子高生ですねぇー。
「東方神起は好きですか?」には、「すみません、よく知りません」。
「ガールフレンドはいますか?」「いません」
「納豆は食べられますか?」「はい、大好きです」
「好きな女の子のタイプは?」「ナイスで、ポジティヴ指向の人。うーん、自分でもよく分かりません。でも、僕自身が人と一緒にいるのが好きなので、同じように人といるのが好きで、人生に対してポジティヴな人がいいですね」
「4歳の頃から今まで、ウクレレを辞めようと思ったことは?」「もともとプロになろうと思って始めたわけではありませんからね。楽しいから弾いていただけで、練習だと思ったことはなかったんです。難しい曲にチャレンジするとイライラすることもあるけど、諦めたことはありません」
などなど、いろんな質問が飛び出しました。

デモンストレーションでは「Piano Forte」と「3rd Stream」を披露。そして、イヴェントも終盤にさしかかったころ、三味線部の3人との共演です。曲は「島唄」。三味線にウクレレを合わせる形でジェイクは音を紡いでいきます。実は、三味線とウクレレは同じ弦楽器でありながら、全く性質が違うので、合わせるのがとても難しいのです。けれど、そこはジェイク。まさに日米文化交流にふさわしい演奏が実現しました。

九女を後に向かった先は、ラジオ局。ラジオ局では、偶然、九女訪問を伝えるテレビのニュースを観ることもできました。

夜ご飯は、ジェイクのリクエストでお寿司。そういえば、ツアーで何度も訪れている福岡ですが、お寿司を食べたことはなかったかも。
マイ醤油を持参で出かけたジェイク、福岡のお寿司に舌鼓、の夜でした。




これが秘密のおしょうゆだ!


歓迎の気持ちはステージのデコレーションにも。ありがたいです。


共演する三味線クラブの面々、初めて持つウクレレに「ちいさーい!」。



短いリハーサル。果たして本番は?


研修で出かけている1年生を除く、2,3年生が体育館に集合。


演奏を交えながら話を進めていくジェイク。



みんなの中に入っていって質問に答えるジェイク。


いよいよ本番です。


生徒代表の挨拶に聞き入るジェイク。



みなさん、ありがとうございました!


九女のみなさん、先輩に追いつけ追い越せでがんばってください!


2009年04月25日
ジェイクの滞日エピソード【4】
ビートルズ・ナイト、大盛況

緊張感ある演奏の合間には、ほのぼのしたMCが。
開演前からジェイクのテンションは上昇していました。今年、日本における初ライヴ。J子が会場に到着したのは、そろそろリハーサルも終わろうかという頃。ステージ上にいるジェイク…テンション高っ! というか、ちょっと奇妙なテンション入ってます(笑)。2009年最初のライヴ・イン・ジャパン、その意気込みやら喜びやら、全曲ビートルズというイレギュラーなセット・リストやら、いろんなことが入り混じっているんですね。さらには、夏の終わりから始まるジャパン・ツアーの告知を日本語で行なうという大役もあり、その練習にも余念がありません。余念はないのですが、ついつい声色変えてみたり、いたずらしたくなっちゃうお年頃??? あぁ、このはしゃぎっぷり…。

けれど、やる時はやります。サウンドの最終チェックで見せる真剣な表情は、ほかの誰でもないジェイク・シマブクロです。楽屋に戻って準備をしながら、次々に訪れる関係者ゲストの皆様とご挨拶をします。中にはグルテン・フリーのお菓子を差し入れに持ってきてくださる方もいて、ジェイク、大感激。

会場には続々と招待券当選者のみなさんが入場しています。が、こうしたイヴェントの場合、招待状は300通出したけれど、お客さんは半分しか来なかった、ということも起こりえます。こういう状況のことを「歩留まりが読めない」というのですが、今日はまさにその「歩留まりが読めない日」。イヴェントの開催が決まってからというもの、主催であるソニーミュージック・ジャパンインターナショナルのKazyさんとは、「ジェイクのファンは熱心な人が多いから、当選すればみんな来てくれると思うんだけど」と何度となく話してはいましたが、それでも心配はゼロにはなりません。ところが。心配どころか、会場は満員御礼。多めに用意していた座席すら開演前にはすっかり埋まってしまい、後方には立ち見の方までいるではありませんか。いやはや、これぞジェイク・パワーですね。この状況を見てK女史もジェイクもホッと一安心。ジェイクのテンションはますます上がっていきます。

19時を10分ほど過ぎてライヴは開演しました。

1. Help!
2. Norwegian Wood
3. In My Life
4. Michelle/Yesterday
5. All You Need Is Love
6. Something
7. Here There & Everywhere
8. Across The Universe
9. Let It Be
-encore-
10. While My Guitar Gently Weeps
11. 3rd Stream

アルバム『アクロス・ザ・ユニバース』が発売されてはや1ヶ月が過ぎましたが、この夜演奏されたアルバム収録曲の数々、ニュー・アレンジが施された曲も少なくありませんでした。しかも、リハーサルやその後のバックステージで練習していたものとも違ったりして。なんというか、ジェイクの進化は時に分刻みです。途中「All You Need Is Love」を演奏する前に、「この曲は今テレビCMに使われています」と話していましたが、これはカンペを用意したスタッフのミスでした。すみません。それはさておき、よかったですねー、「Al You Need Is Love」の情感あふれるプレイ。その前に演奏されたメドレーの間奏アレンジも見事でしたし、本編ラスト「Let It Be」のファンキーなテイストには驚きました。

おかしかったのは「Across The Universe」演奏前、シンディとのレコーディング・エピソードを話しながら、「今日は、シンディこそここにいないけど…」といかにもスペシャル・ゲストが登場するかのような口調でステージ袖をチラリと見ます。会場中から期待の「えぇー」とか「うわぁー」とか「きゃー」があがったところで、「すみません」とジェイク。。はい、ゲストさんはいないんですよー。お笑い番組か何かだったら、期待の声をあげたお客さん、一同ずっこけのシーンですね、こりゃ、すみませんです。ジェイクのかわいい悪ふざけ、お許しを!

アンコールは御なじみの2曲で。約1時間のライヴ。ショウケースなので通常よりは短い時間でしたが、内容の濃密度は言うまでもありません。

終演後、関係各位の皆様とご挨拶。1時間ほどかかたでしょうか。最後はこれもまたプチ懐かしい1本締めで。「よーぉっ!」「パンッ!!」

そしてジェイクは……打ち上げではなく、ラジオの収録に向かいました。今回のプロモーション来日は、日米文化交流のイヴェントもあって、東京にいられる時間が少ないんですね。だからどうしたも、夜遅くまでのお仕事も出てきてしまうのです。がんばれ、ジェイク! 明日は早朝から福岡に移動です。






日本語練習中!!@リハーサル


いつもと同じ開演前の準備姿、です。


いざ、ステージへ!! 行って来ま〜す!!!!



超満員の客席に向かって「どうも、ありがとうございました!!」。


ハナホーはジャケットを脱いで。


終演後、スタッフ一同と一本締め。


2009年04月25日
ジェイクの滞日エピソード【4】
ウクレレの可能性を信じて

やはり今日も座ってはいられませんでした(笑)。
日米文化交流プログラム。本日の舞台は愛知県立大学です。
アメリカ文学/文化をご専門にする村山瑞穂教授と、民俗音楽学等をご専門にするポープ・エドガー・ライト准教授、おふたりが本日のインタビューアになります。「数ある楽器の中で、なぜウクレレだったのか」という質問の答ひとつにも、故郷ハワイの文化背景の話や、ジェイク自身の子供時代の話が入って来ます。教室に集まった学生さんは50人程度だったでしょうか。自らすすんでこの教室に座っているだけあって、みなさん真剣に話に聞き入ってくれています。

ポープ先生からは、音楽面のご質問を頂きました。ウクレレでハワイアン以外の音楽を奏でるジェイクは、革命児でもあり異端児でもあります。
「ウクレレはとても若い楽器です」とウクレレの紹介からジェイクは始めました。弦が4本であること、2オクターブという非常に限られた音域の音しか出ないこと…など基本的な性質をご紹介した後、こんなことを言いました。「ウクレレはまだ知られざる可能性を秘めている楽器だと思います。ピアノだって最初はクラシックの楽器だったのが、今ではジャズでもロックでもポップスでも使われるのが、当たり前になっていますよね。ウクレレにも、大きな可能性があると思うのです。そしてその可能性に気づいて新たなジャンルを開拓する人がいます。“これで何ができるんだろう?”と考えることが大切なのではないでしょうか。そしてそれは、ウクレレに限ったことではないようにも思います」

デモンストレーションでは「Sakura」や「Let's Dance」を披露。

途中までは用意されたイスに座っていたジェイクですが、講演会が進むに連れてそわそわ。学生さんからの質問に応えている途中、遂に、「立ってもいいですか?」。そうです、立って、身振り手振りを交えながら話すのがジェイク・スタイル。話はますます熱くなっていきます。

「ハワイでおすすめの場所はどこですか?」
「実は、ワイキキ・ビーチが好きです。ハワイで1番美しいビーチというわけではありません。人も多いですし。でも、僕はあのビーチで観光客の人たちを眺めているのが好きなんです。初めてハワイに来た人はすぐに分かりますよ。5分おきに写真を撮っていますから(笑)」

「ジェイクさんは、ハワイは小さな島だからこそお互いが気を遣い合ってコネクトしている、と言いました。が、残念ながら私の出身地である小さな町はそうではありません。あなたが私の立場だったら、どんなことをして他人とコネクトできるようにしますか?」という質問にはジェイクも感心しながら、丁寧に答えていきます。「音楽が、人と人をコネクトする役割を果たすと思います」と、音楽に魅せられているジェイクらしい答。「同じ空間で同じ音楽を聴くだけで、周囲にいる他人とも一体になれるような感覚を覚えます。そういう体験をすることもひとつの手ではないでしょうか」と。

滞りなく終わった講演会の後には、サインを求める長い列ができました。教室の出口で「どうでしたか?」と学生さんに声をかけたら、「すごくよかったです!! 考えさせられることもありましたし、自分にも何かできるかな、という気持ちになりました」と嬉しいお答え。さらには「名古屋にコンサートに来てくれたら、絶対に行きます!」とも。それでは、また秋にお会いしましょう!!


はじめは、ふたりの先生によるインタビューを中心に進行。


演奏も、もちろんあり。


終了後、教室にはサインを求める列が。


2009年04月22日
ジェイクの滞日エピソード【4】
ひつまぶしでも、天むすでも、手羽先でもなく、タイ料理

タイ料理、日本で初体験。
4月21日。新幹線に乗り、名古屋方面へ。ジェイクが抱えて来た荷物の中には、前夜買ったナチュラル/オーガニックなスナックがギッシリ。バナナ・チップ、ドライ・ブルー・ベリー、何かの種……さらには味のついていない焼き海苔。巻き寿司を作る時に使うような、大きなサイズ、1袋50枚入り。それらをムシャムシャしている姿は、さながら森の小動物です。

現在、グルテン・フリーの食事法を実施しているジェイク。なんでもアメリカ人の75%はグルテン・アレルギーの因子を持っているそうです。グルテンといえば真っ先に思い浮かぶのが小麦粉。粉もの好きのJ子にとって、グルテン・フリーの食事は拷問に過ぎません。ところが、それ以前の問題がありました。小麦は意外な所にも潜んでいます。例えば、お醤油。だから、2日前のスタッフ・ルームにも記したように、ジェイクは特別なお醤油を持ち歩いています。ということは…、そうなんです、大好きな日本食もジェイクにとっては「危険」なジャンルになってしまいました。せっかく名古屋にいるというのに、大好物のひつまぶしも、天むすもNG。手羽先もお店によっては小麦粉まぶして調理したり、お醤油で味付けがしてあったりするだろうからNG(名古屋の方、グルテン・フリーの手羽先をご存知だったら、教えてください!)。

…というわけで、本日のディナーは、日本では初体験の、タイ料理。まさか名古屋でタイ料理を食べるとはJ子も思っていませんでした。東京だったらJ子もおすすめのタイ料理店、いくつかあるのですが、名古屋にはあるわけもなく。ホテルのコンシェルジュで探してもらうことにしました。すると数軒のお店が。けれど、ホテルの方も「行ったことがないから味の保証はできない」という感じ。こうなったら、イチかバチかです。タクシーに乗り込み10分ほどで到着したその店は…当たりでした。

「日本でタイ料理なんて、なんだか変な気分」と、店に入った瞬間こそキョロキョロそわそわしていたジェイクですが、ココナッツ・ジュースを飲み、最初に出て来たパパイヤ・サラダを口に入れた途端、ニーーーーッコリ。「おいしーーーーーっ!!!」。「これならパッタイ(タイ風やきそば。お米でできた麺を使用)も期待できそうだね」。そして、お待ちかねのパッタイ。「おいしーーーーーっ!!!」で、店員さんを呼んで「すみません。パッタイもうひとつ下さい」。おかわりです。3人でたらふく食べて、大満足。「ツアーで名古屋に来たら、またここへ来よう!」と、張り切るジェイクなのでした。


New Block 667

2009年04月22日
ジェイクの滞日エピソード【4】
プロフェッサー・シマブクロ、参上!

講演会は終始なごやかなムードでした。
すでに昨日のテレビや新聞でご存知の方もいるかと思いますが、ジェイク、東大で講演を行ないました(「なんで教えてくれなかったの?」というお叱りの声はごもっとも、なのですが、以前よりお断りしておりますとおり、新聞や生番組は直前で内容が変更になる場合が多々あるので、ジェイクの場合、原則事前告知は禁止されております。ご理解ください)。

東大、言わずもがな、日本の最高学府である、あの東京大学です。今回ジェイクが取り組んでいるプロジェクトは、アメリカ大使館が企画する日米交流プログラムです。アメリカの文化をより広く日本の人に知ってもらう、というのがその目的で、毎年アメリカから文化人が来日して学校での講演会やワークショップを実施しているそうです。ハワイが50州に加わって50周年を迎える今年、ジェイクにその役目が回ってきた、というわけです。

当日夕方、駒場キャンパス内にある音楽実習室で会ったジェイクは元気です。ここまできたら緊張しても仕方ない、という感じでしょうか。いつものように控え室で爪を整え、ウクレレを弾き始めました。23日のライヴに向けて、KazyさんやJ子に「ビートルズの曲、なんかリクエストしてよ」と私たちを巻き込みながら、練習です。おや、これは新しいアレンジ? あれ、こっちもだ、と、レコーディング時とはまた違ったアレンジがたくさん生まれています。23日、ご来場するみなさん、どうぞお楽しみに。

控え室でビデオ収録用のマイクを装着し、よし準備OK!と思ったところに、K女史が会場から飛んで来ました。「それ、マイクがオンになってるから、会話が会場に流れちゃってるよーーー」ひぇぇぇーっ!! 慌ててマイクをオフにするジェイク。バカ話してなくてよかったねぇ、と胸をなでおろしたジェイクとJ子。天下の東大でそれは、あまりに悲惨ですもの。「じゃ、ちょっとトイレ行ってくるね。マイク、オンにしちゃおっかなー」とおどけて出て行くジェイク。すっかり緊張はほぐれています。

さて。講演会は、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻准教授、矢口祐人先生の司会で進行します。会場には約60人の学生さんが集まってくれました。当初は先生とジェイクが質疑応答の形で進んでいくと聞いていたのですが、始まってみたら、ジェイクの話が止まらない(笑)。若者を前に話したいことがいーーーーっぱいあるジェイク、そして実は話術にも長けているジェイク、よどみのない口調で、緩急つけ、時々笑いなんかもとりながら、ずんずんずんずん話をしていきます。ひとつのトピックについて話し始めると、随分遠くまで話が飛躍して、世界一周してから帰ってくるみたいな時もあります。

自己紹介に始まって、ハワイの文化、文化の中における音楽の位置づけ、自分と音楽、もちろん、Music Is Good Medicineに通じる話もたくさん出てきました。

学生からの質問で「あなたの将来的な望みは何ですか?」と聞かれたジェイクは、「旅をしてそこで出会うひとりひとりのために演奏していきたい」と答えました。「僕にとって音楽を演奏することは、いつだってハッピーなこと。すごくいいフィーリングが得られるし、楽しみを得られるし、しかも幸いなことにこの音楽を聴く人にも同じ気持ちを与えることができる。だから、これを続けていきたい」と。

演奏は3曲。「In My Life」「Piano Forte」「Let's Dance」を披露しましたが、曲ごとにまるで違う音色が飛び出してくることに、みんなびっくりしているようでした。演奏が終わると大きな大きな拍手が。

演奏後、学生から「色々なスタイルの音楽を演奏しますが、どんな気持ちで演奏しているのですか?」との質問が。彼女自身もトロンボーンを演奏するそうで、演奏者から見て多種のスタイルをこなすジェイクに興味があったようです。でも、ジェイクにとって多彩なスタイルを持つことは、特別なことではありません。ここで名言。「ジミ・ヘンドリックスはロックをプレイしたのではなく、ジミ・ヘンドリックスをプレイしたんだよ」。なるほど、ジェイク・シマブクロは、ジェイク・シマブクロを演奏している(表現している)というわけです。

あっという間に2時間が過ぎました。最後に学生代表の方からプレゼントを頂いたのですが、このとき、ハプニングが!? 代表ふたりのうちひとりが、ジェイクにリクエストをしたのです。エリック・クラプトンの「チェンジ・ザ・ワールド」。さきほどまでの講演でも、確かに「チェンジ」というトピックは出ていましたが…一瞬戸惑うジェイク。「うーん、弾いたことないなぁ」。でも、ここで「ごめんね」とは言いません。「やってみるね」と、椅子に座ってメロディを思い出しながらコードを探します。2〜3分ほど、静寂の中、みんながジェイクを見つめます。すると、「よし」とばかりに顔をあげて、ジェイクが「チェンジ・ザ・ワールド」を弾き始めました。最初はちょっとおぼつかない感じでしたが、次第につかめてきて、後半はファンキーなアレンジまで効かせて、ジェイク流「チェンジ・ザ・ワールド」の出来上がり!! さすが、です。ちなみにリクエストをした女子学生は、今年、ハワイ大学への留学が決まっているそうです。

ジェイクの1日プロフェッサー、お疲れ様!!と言いたいところですが、このあと、名古屋、福岡、大阪でも、このプロジェクトが行なわれます。福岡では、なんと女子高校を訪ねます。もしかしたら、東大よりこっちの方が緊張する、かもですね!?








がんばります!


講演の内容を真面目にチェック…のわけもなく(苦笑)。


ジェイクの演奏には感嘆のため息がもれる場面も。



学生さんからは、どんな質問が飛び出したでしょうか?


お土産に「東大チョコレート」を頂きました。


大使館からは、日米友好ピンを頂きました。


2009年04月20日
ジェイクの滞日エピソード【4】
到着、です!!

僕、ちょっとおねむです。
 ジェイク&K女史、無事に到着しました。
 それぞれふたつずつ、大きなスーツケースをガラガラと引きながら、成田空港で再会です。「元気ですか?」「元気ですよ。ジェイクは?」「はい、元気です」
 けれど、本土ツアーからハワイに戻ったジェイク、早朝からのプロモーションが数日続き、実はちょっとお疲れ気味。でも決して「疲れてるんだ」とは言いません。いつものように、都内へ向かう車の中では、ずーーーっとウクレレを弾いていました。23日のライヴに向けて、ビートルズ・ナンバーを重点的に練習中、といった感じでしょうか。

 ホテルの到着すると、1時間も前から待ち構えていたKazy さんが出迎えてくれました。ひとしきり再会を喜び合うと、Kazyさんに向かって「いつもと前髪が違うよね?」とジェイク。うーん、見ているところがジェイクらしいっていうか…。

 チェックインをすませたら、ホテル近くの居酒屋で夕飯。現在、グルテン・フリー・ダイエットに挑戦中のジェイクは、お醤油も特別なものを持参しています。小麦粉をはじめ麦類は一切口にせず、メインは野菜や肉、豆腐など。大好きなお米は食べられます。最近はアメリカにいてもタイ料理に行くことが多いのは、そのせいですね。タイのヌードルや春巻きの皮はお米でできていたりしますから。「東京にもタイ料理レストランはあるの?」「もちろん!」「美味しい?」「美味しいところもあるよ」「僕、東京でタイ・レストランに行ったことないんだけど」「だって、ジェイクはいつもおそばとか日本食をリクエストしてたじゃない!?」「あ、そうか…確かにそうだね(笑)」…というわけで、今回は東京でタイ料理に初トライ、になるかもです。

 とはいえ、この夜は和食。最近ではワインを置いている和食屋さんも少なくありませんが、近年ワイン通を目指すKazyさんと、ワイン好きのK女史がみつけました。そうです、コッポラ・ブランドのワインです。まさか、ここで出会えるとは、と、ふたりは早速注文。一方のジェイクは、豚骨スープで食べる豚しゃぶで野菜やお肉をたらふく食べ、ご満悦。おや、すでに眠たくなっているようです。ワインで盛り上がるふたり+J子に促され、先にホテルで休むことになりました。明日からはまたハードなスケジュールが待っていますからね。ゆっくり休んでください。

 が、そうそうゆっくりも休んでいられない、というか、明日のことを考えるとどうしても緊張感を根こそぎ取り除くことはできないジェイクなのでした。なぜなら明日は……続く






これが噂の!?コッポラ・ワイン。


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