1番多い時で100人近くは集まっていたと思います。 |
大阪の朝は早いのです。
午前中、ホテルから歩いてすぐのソニー・ミュージックジャパンインターナショナル・オフィスに赴き、1本目の取材。
それを終えると、南港まで車を飛ばしてFM Kokoroへ。生放送と収録が待っています。
生放送も収録も、ジェイクにとってはすっかり慣れたものです。みなさん「演奏してくれるんですか!?」って驚きますが、いやはや演奏なくしてどうしましょう、ってなもんです。新幹線のホームでも、タクシーの中ででも演奏するジェイクなのですから。
ラジオ局での仕事を終えると、ランチ・タイムです。しっかり「マイ醤油」持参のジェイク、お昼はお寿司に決定です。南港のWTC上階にあるお寿司屋さん。眺めも最高です。サーモンやねぎとろを頼んで大満足のジェイクでした。
さて。この後は関西大学での日米交流イヴェントが待っているのですが、中途半端に時間があいてしまいました。ここは南港。今から繁華街に出るには時間が足りない。かと言って、残念なことにここには、時間を有効に使えそうなものが何もない。あるのは、広いスペースと、ちんまり置かれた休憩所のイスとテーブルのみ。じゃ、ここで時間つぶしますか。コンビニでアイスクリームを買いたいというジェイクについて物色。同じメーカーのアイスでもフレイヴァーによって小麦粉が入っていたりいなかったり。小麦なしのをみつけて、ジェイク「やったぁ!」。アイスクリームを食べ終わると、早速ウクレレを奏で始めました。ちょっと遅めのお昼休憩をしている人たちは、ラッキーでしたね!!(とはいえ、誰からも何も声はかけられませんでしたが…)なんというか、とても不思議な光景でした。コンピュータに向かって仕事をするKazy さん、雑誌を眺めるK女史、ウクレレを弾くジェイク…、ほんの一瞬ですが、それまで高速で流れていた時間が歩を緩めたような感じでした。
南港からタクシーに乗り、千里山にある関西大学のキャンパスを目指します。が、近くまで来たところで運転手さん、「確かこの辺りなんだけど、ちょっと自信がないなぁ」というようなことを言い出しました。そして、信号待ちの間に道を尋ねに行ったりするものだから、J子もK女史もハラハラドキドキです。「あ、あの人たちに聞いてみよう」と威勢良く飛び出したものの、あっという間に「あかんわ」と言って戻って来たこともありました。「外人さんやった…」って。これには思わず大爆笑。でも、とても一生懸命な運転手さんで、感謝感謝。なんとか関西大学に到着しました。
迎えて下さったのは、文学部英米文化専修の小林助教授と学生さんたち。早速会場に案内され、学生さんはイスを並べる作業、ジェイクはサウンド・チェックです。すると、どこかで見たお顔が!!押尾さんとのライヴでお世話になった森田さんではないですか! 学校側が森田さんが勤務する会社にサウンド機材レンタルをお願いした関係で、「ジェイクが来るなら僕も顔を出そうかな、と思って来ちゃいました」と。いやはや、なんとも心強い。音のプロがいてくれることで、ジェイクのテンションもググッと上がりました。そして実際、森田さんは素晴らしい音を作り上げてくれたのでした。ジェイクの音に対するこだわりは皆さんご存知の通り。気に入った音が出せれば、それだけで笑顔がこぼれてしまうのです。森田さん、ありがとうございました!
さて、交流イヴェントの始まりです。それぞれに少しずつ内容は違えど4回目ともなれば、ジェイクもすっかり慣れたものです。会場には70人程度の人がいたでしょうか。が、始まってからも続々と途中入場者が。どうやら授業終わりで駆けつけている人も少なくないようです。最初はウクレレの多様性を示すデモンストレーションから。「Let's Dance」を演奏します。
「なぜ音楽だったか、と言えば、それが僕にとっては楽しかったから。ウクレレを最初に教えてくれたのは僕の母ですが、母のアドバイズは、『何をやってもいい。自分が楽しめて、全力を尽くせることをやりなさい』というものだけでした」とジェイク。「楽しければ練習する、練習すれば上達する、上達すれば楽しくなる、楽しくなるからまた練習する…これが僕にとってのウクレレでした」
今回は、話のトピックが終わると学生からの質問を受ける、というスタイルで進んで行きます。“Sakura”を演奏した後、こんな質問が。「その多彩なスタイルは、どんなことに影響されて出来上がっているのですか?」「僕は常に新しい経験をしているから、それに影響されているのが大きいと思う。池の水のように1カ所にとどまるのではなく、川の水のように流れ続け、新しい経験を重ねて行けば新しいフィーリングを得ることもできる。もし、Happy とSadしか感情がなかったら、表現できるものも少ないと思う。エモーショナル・ヴォキャブラリーを増やすことも大切なことなんだ」。
途中、いきなり、ルイ・アームストロングの物まねが飛び出して一同びっくり&拍手のシーンも。この物まね、福岡でお世話になったDJ ブッチさんの見事な技(!?)に触発され、この数日ジェイクが突然やり出したもの。まさか大学で披露するとは。でも、無意味にやったわけでは、もちろんありません。ジェイクいわく「ミドルCの音を出したらそれだけでルイ・アームストロングの声に近くなって…」と、具体的な形で音による表現方法を伝えたのでした。
「ウクレレ・プレイヤーとして最高なことは?」という質問には、「どこへ行ってもオーディエンスの期待が低いこと」と笑いながら返答。「こんな4弦しかない小さな楽器で何ができるんだい?っていう感じで迎えられることが多いからね」とジェイクは言いますが、そうした状況を自分自身で打破しているのが現在のジェイクであることは、言うまでもありません。
「あなたにとってウクレレとは?」「そうですね、ウクレレは僕にとってトランスレイター(通訳)の役目となることが主ですね。人とコネクトする時の」
イヴェント中、途中で席を立つ人がいると、その度に「来てくれてありがとう」とか「お疲れ様でしたー!」と声をかけるジェイク。中座した人はバツの悪い思いをしたかもしれませんが、ジェイクは「ありがとう」を言いたかっただけなので、悪しからず。講演終了後は、アメリカン・センターがご用意下さったドリンクと軽食で歓談。ジェイクのもとには、質問をしに行く学生やサインをもらいに行く学生が絶えませんでした。
関西大学を出て、またもやソニー大阪営業所へ。最後の最後まで取材です。それを終えると営業所のみなさんにご挨拶をして、待ってましたのディナー。はい、大阪の夜もタイ料理でした。本格的な味付けのお店で、辛さにも容赦ありません。タイ料理は好きだけど、辛いものはあまり得意でないジェイク、「味付けはマイルドにお願いします」で、春雨サラダはおかわり!! 大好きなパッタイもぺろりとたいらげておりました。めでたし、めでたし。
翌朝。ホテルを出たのは午前7時半。伊丹空港から成田へ飛び、成田からシカゴを目指し、シカゴ乗り換えでノース・キャロライナまで。ながい、ながーーーい旅です。
「今度は、夏の終わりにツアーで戻ってきます。元気でねー!!」とジェイク。「待ってるからねー!」とみなさんの分も込めておもいっきり手をふって車を見送ったJ子でした。