始まりがあれば、終わりがある。
泣いても笑っても、これがMusic Is Good Medicine Tour最終公演です。
J子は物販商品を積んで自宅から会場へ直行です。午後3時過ぎ、会場に到着すると、ちょうどジェイクたちも会場入りしたところでした。
「おはようございます! 今日もよろしくお願いします」バックステージですれ違うスタッフと挨拶を交わしながら感じるのは、なーんとなく寂しいような、ホッとしたような、不思議な気持ち。遂にここまでたどり着きました。32公演目です。
今夜はスペシャル。ゲストも2組です。お馴染みJ-Minに加え、オーチャードホールに出演してくれたShenがこの日もやって来てくれます。バンドなしの「My Dream」も楽しみですねー。
ステージでは順調にリハーサルが進められ、YEAH.の時間になりました。毎回、その土地の名物などにちなんだ「YEAH.ポーズ」を考えて来たジェイク。でも今日は、やっぱりこれしかないでしょう、ということで、みんなで指を1本立てました。あと1公演。気を抜かず、最後までビシッと決めていきましょー!!! 「YEAH.」
当日の演奏曲目は以下の通り。
1.Crosscurrent
2.Me & Shirley T.
3.Dragon
4.Touch 〜 Hula Girl
5.Sakura
6.Piano - Forte
7.Invention No.4
8.Let's Dance
9.Falling Slowly
10.6 In The Morning
11.Every Thing Is Better With You (with J-min)
12.Don't Break Your Heart (with J-min)
13.My Dream (with SHEN)
14.While My Guitar Gently Weeps
15.Spain
16.Thriller
17.Orange World 〜 Wes On Four
18.Five Dollars Unleaded
19.Yeah.
20.3rd Stream
-Hana Hou-
21.Ichigo Ichie
22.Crazy G
23.Yuki No Hana
オープニングの「Crosscurrent」からジェイクのノッてる感が伝わってきます。最終公演にふさわしい、今ツアーの集大成的なセット・リストだったと思います。公演ごとにセット・リストを考えて決めるジェイク。公演地の歴史やムード、予想される観客層などなど、いろんな情報を集め、時には周囲のスタッフと相談しながら。この日のセット・リストも数日前からかなり悩んでいたのです。あれもやりたい、これも弾きたい。それがジェイク。20曲を超えるとコンサート時間は2時間超えになる可能性大ですが、そんなことは気にしていません。以前「2時間以上になったら疲れない?」と聞いたことがあるのですが、「え? なんで?? 全然。本当は一晩中だって弾いていたいくらいだよ」と答が返って来て、この人は本当にウクレレを弾くのが好きなんだなぁ、と痛感したことがありますが、あの時も今もジェイクは全然変わっていません。
試行錯誤の末に上記セット・リストに落ち着いたのですが、ツアー序盤に比べるとアレンジを変えた曲はたくさんありますし、最終公演に及んでなお、日本初披露となる「Falling Slowly」を入れたりして、新鮮味を加えることも忘れません。ちなみに「Falling Slowly」は、昨年欧米で異例の大ヒットを記録したインディ映画『once〜ダブリンの街角で』のメインテーマです。音楽を通じて心を通わせていく男女の物語。ジェイクはもちろん、K女史も、J子も、通訳C嬢も、みんなこの映画が大好き! みなさんも機会があったら是非ご覧ください。DVDレンタル中です(笑)。
いつものことながら、アンコールを見ることができないJ子。2度目のアンコールで演奏した「雪の華」、聴きたかったなぁー、と思う間もなく、売り場には大勢のお客さんが押し寄せてきました。Tシャツ、エコバッグ、カレンダー、お買い上げ、ありがとうございます!
打ち上げは、会場から少し離れた場所にあるエスニック料理の店。今夜は、バンドのメンバーさんや、地方でお世話になったプロモーターさんも大勢駆けつけてくださいました。だからいつもより大きな会場での打ち上げです。しかも!! このレストランにはステージがあります。何やらサプライズが起こりそうな気配も漂います。
物販売り場の片付けを終え、打ち上げ会場に到着するとすでにジェイクをはじめとるす第一陣が宴会真っ最中。ゲストのShenやJ-MInの顔もあります。そこに混ざってしばらくすると、今度は制作チームが仕事を終えてやって来ました。ここで、再度、乾杯です。「みなさん、長丁場、本当にお疲れ様でしたー!!」
ほどなくすると、ステージ上にフッキーさん(舞台監督)が。手にはアコースティック・ギターを持っています。なんと、始まったのはフッキーさんによるギターの弾き語りです。松山千春もビックリの美声で、場内を沸かせます。うまい!! 本当に、うまい!! 関内ホールのコンサートから遊びに来ていたフッキーJr.=ユウアも、大喜びです。
フッキーさんの素晴らしいステージが終わると、コヤナギィやKazyさんの動きが怪しくなりました。そうなのです、この人たちは、この夜のためにバンドを結成していたのです。いつも素晴らしい音楽を聴かせてくれるジェイクにお返しをするんだと、そんなたいそうなことは思っていないでしょうが、でも、何かジェイクを楽しませる術はないかということで思い立ったのが、バンド。音楽業界で働いている(特に男性)の大半は、過去にミュージシャンになることを夢見た経験を持っています。きっとフッキーさんしかり、でしょう。やると決めたら恥ずかしい結果は招きたくないもの。ツアー続きのタイトなスケジュールの最中、真夜中に都内スタジオで練習までしたというのだから、たいしたもんです。
さて、Kazy'sという何の工夫もないバンド名を名乗る彼ら、構成は、フッキーさん(ギター)、コヤナギィ(ベース)、タックさん(ギター/譜面台に隠れて存在感なしでしたが:苦笑)に、なんとkazy さんはウクレレ担当、さらには、今ツアーでジェイクのバックを務めてくれた赤間さん(ドラムス)を大胆にも引きずり込んでいます。最初に演奏されたのは「フラガール」。ジェイク、満面の笑みでステージに見入りながら、拍手したり歓声を飛ばしたり。会場中に集まったみなさんも、あたたかいまなざしで演奏を見守っています。コヤナギィのベース、なかなかの腕前ではありませんか!ウクレレと格闘するKazyさんも、がんばれ!
2曲目は、「ロックンロール」(レッド・ツェッペリン)で、ここで呼ばれたヴォーカリストは、なんとJ-Min。おぉー、J-Minのシャウトが聴けるとは。これまた貴重な機会です(J-Minも真夜中の練習に参加していたのです)。赤間さんのタイトなドラミングにかなり助けられている感はありながらも、見事に「ロックンロール」完奏!! ジェイクも大喜びです。
そして、次はジェイクからのお返しです。フッキーさんにギターを借りての弾き語り。みんなでうっとり聴き入ってしまいました。スピーチでは皆様への感謝の気持ちを改めて伝えると共に、いかにこのツアーが楽しかったかを力説します。ツアーが長くなればなるほど、スタッフと共に過ごす時間は長くなり、今や仲間であり家族にも近い存在になっています。地方のプロモーターさんも、毎年同じ方とお仕事ができて、しかも1回のツアーで複数回の公演をお世話して頂いたりすると、やはりお互いに気心知れて親しくなっていきます。ジェイクは、こうやってつながっていく人間関係をとても大切にします。だからこの日も、とにかく嬉しくて楽しくてたまらなかったのだ、と、今改めて写真を見ながら思うJ 子なのでした。
ジェイクはスピーチの途中でK女史を呼びました。そしてK女史からもみなさんにお礼の言葉が。ジェイクとK女史に盛大な拍手が贈られ、そろそろお開きの時間です。するとジェイク、今度はコヤナギィを呼びました。「コヤナギさんが婚約しましたー。みなさんでお祝いしましょー!!」と、急遽コヤナギィのお祝いまで。めでたい!
そして、三々五々に解散…といきたいところですが、ジェイクの場合、ここからが長いのです。ひとりひとりと話してハグしてさよなら言って…。打ち上げ会場を後にしたのは午前1時頃だったでしょうか。
遂に終わってしまいました。始まる前は「32公演か…」と遠い目をしておりましたが、いざ始まってみたらあっという間。ジェイク流に言うなら「ハヤスギル」です。タックさんの「もう1回最初からやり直してもいい」という言葉が表しているように、ジェイク本人、スタッフ一同、そしてファンの皆様にとって、素晴らしいツアーであったと信じています。各公演に足を運んで下さった皆様、本当にどうもありがとうございました。
また、各公演会場でJ子を助けて下さったボランティアの皆様と、jklubプチ・ミーティングにご出席頂いた皆様、そしてジェイクやスタッフに差し入れやお手紙などを下さった皆様にも、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました!!