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2007年10月14日
〜男に試練はつきものさ〜がんばれマットの奮闘記
休む間もなく西海岸。シーフード天国で観光だ〜!!

Pike's Fish Marketにて。
K女史の予告通り、ここからは本土ツアーに同行しているマットの奮闘記です。約3ヶ月ぶりのジェイク&マット・ツアー。果たして、何が起こるのでしょう!?

Kentwood Performing Arts Center
October 11, 2007

僕たちは10月10日の午後10時にシアトル入りしました。2ヶ月に渡るジャパン・ツアーからハワイに戻ったジェイクでしたが、1週間だけ家で過ごし、またオン・ザ・ロードの生活に戻ります。今回のツアーは、6曲入りカヴァー・アルバム『My Life』(註:日本盤と米盤は内容が異なるのです)と、『Hula Girls』サウンドトラックがアメリカで発売されてから初めてのプロモーションです。

この3年ほど、ジェイクは何度かシアトルで演奏してきました。だから分かっていました。午後6時までサウンドチェックが始まらないこと、それまでの間ほとんど1日を自由時間にできることを。『Seattle Times』紙のウェブサイト用に短い録画を行ない(註:NEWSコーナーで既にお伝えしています)、その後は、ダウンタウンにあるWhole Foods(註:全米チェーンのオーガニック・スーパーマーケット&デリ。ジェイクのお気に入りPlace)で御飯を食べ、世界的にも有名なPike’s Marketへ出かけて、ジェイクは新鮮なサーモンを見て回りました。

会場であるコンヴィントンのKentwood Performing Arts Center in Covingtonまでは特に渋滞もなく、僕たちはサウンド・チェックの時間に合わせて無事に到着。

470席の会場は半分と少ししか埋まってはいませんでしたが、そこにいる観客は一丸となってショウを盛り上げ、場内をエネルギーで満たしました。何人かの人はジェイクに会うため4時間もかけてやって来たと言います。

ジェイクは「Somewhere Over The Rainbow」でコンサートの幕を開け、「3rd Stream」で幕を閉じました。そしてアンコールには「Something」を演奏しました。セット・リストの中には「Going to California」「Time After Time」「In My Life」なども入り、もちろん観客に大歓迎された「While My Guitar Gently Weeps」や「Ave Maria」、「Sakura 」もありました。

終演後、ほとんどの人がアルバムを買い、ミート&グリートの列に並んでくれました。

次のツアー地は、ブレマートン(註:シアトルと同じくワシントン州に位置する)ですーーフェリーに乗って行きます。

※(註)はjklub Japanが、補足しました。







巨大サーモン捕獲!?


シアトルのランドマーク,スペースニードルに昇ったぞ!


ウクレレ弾き、シアトルの町を行く…。


2007年07月07日
〜男に試練はつきものさ〜がんばれマットの奮闘記
ただいま、僕たち“危険地帯”走行中ー。

ジェイク、US Jklub メンバーのAndy、とその友達。来てくれてありがとー!
ジェイク、US Jklub メンバーのAndy、とその友達。来てくれてありがとー!
6月28日@マウイ島パイア

「グットモーニング!こちらはマウイ・ハイウェイ・インフォメーション・ホットラインです。森林火災につきましての道路・交通情報は“2”のボタンを押して下さい…。」

やったぁ!道路は開通しています!正直僕たちは今夜のショーには遅れてしまうだろうと予測していましたが、道路はすでに開通しているという事で、今夜の開演時間には間に合いそうです!昨日のヘリコプターからの眺めでは実際の木々が燃えている事ははっきりと分かりませんでしたが、会場へ向かう道路を走っている僕たちの目には今はっきりとその模様が分かります。というのも、僕たちが運転をしている地域は未だ火災の恐れがある“危険地帯”なのです。

火災の激しい現場から約4マイル離れた僕たちがいる場所は、なんだかキャンプファイヤーをしているかのような木々の燃えるいい臭いがします。道路両脇の木々はまだ青々しいのに少し離れた山の頂上付近を見るともくもくと煙が立ち上っているのが分かります。4マイルほど車を走らせると、なんだか火事の煙で空気は重く感じ、まるで僕たちの鼻はキャンプファイヤーの中に入ってしまっているかのように息苦しく感じます。

僕たちはまだ火がくすぶっている木々の間を約2マイルほど運転しなくてはなりません。両道路脇の木々は真っ黒こげ状態。それはまるでゆっくりと流れる溶岩を見ているかのようでした。民家4棟が火災に巻き込まれ炎上したといいます。僕たちは避難住民のために建てられた仮設シェルターで不安そうにしている家族を見かけました。

念のため早くホテルを出発したということもあり、予定よりも早くパイナの町へ着きました。僕たちはアロハ・アイランド・シェイブ・アイスに立ち寄り昨日食べる事の出来なかったプレート・ランチを頼みます。カルア・ポークにショーユ・チキンにほくほくご飯、キムチ、そしてコーンが入ったとてもおいしいプレート・ランチです。

今夜の演奏場所であるチャーリーズは、2005年の“ベスト・ブレックファースト”に輝いたレストラン、木曜夜にはMarty Dreadによるレゲイコンサート、そしてWillie Nelsonが選んだマウイ・ロコに大人気のスポットとして有名です。チャーリーズこそロコ中のロコの集まり場所。ドリンクもディナーも豊富な品揃えで、白髪白ひげの“サンタ・ボブ”が入り口で出迎えてくれます。

会場オープンする午後7時にはすでに長い入場ラインができていました。
15フィート(約4メートル)もあるギターの飾り物の隣で僕は商品販売の準備をします。(本当に巨大なギターなんだよ!ローブでできている弦はきっとチューニングされてないだろうけどね!笑!)

今夜の観客の中には、顔なじみのメンバーがいました。マナオ・ラジオからのKathy Collins、JklubメンバーのAndy、それから今年1月に行われたMaui Arts & Cultural Centerにも来て頂いたファンの子達が揃います。

会場は満員の大賑わい、みんな楽しんでいるよう。そこへジェイクがステージに上がり、勢いのついた『While My Guitar Gently Weeps』のイントロから始めます。ジェイクのエネルギーは会場全体に伝わり、その勢いは会場の屋根を突き破ってしまいそうなくらい!『Orange World』『Crosscurrent』『Me & Shirley T』のイントロもまるで音が張り裂けてしまうかのような勢いがあります。そして、バラード曲の『Ave Maria』『Ice Cream』『Blue Roses Falling』さえもいつもより力強く感じます。

2曲のハナ・ホウを終え、約1時間にもなったサイン会、そしてまだ約20分間ホテルまでドライブをしなくてはなりません。ジェイクはちょっと疲れきっている様子。そして、僕たちはまたあの“危険地帯”を車で走ります。

と、そこで、ジェイクが「わっー、山の上の方を見てよ。まだ火が燃えてるよ。すげぇー...。」と言います。僕は運転中ということもあってその状況をはっきりと見る事ができません。でも、なんとなくオレンジ色に光る何かを横目に見たのですが...。

が、数分後、「あれ?待った。なーんだ、あの光はただの民家の明かりだ!」とジェイク。

森林火災はようやく鎮火したとのこと。僕たちは明日早起きをして空港へ向かう心配は無くなったのでした。

あーこれでゆっくりと眠れる。
オヤスミナサーイ...。


2007年07月04日
〜男に試練はつきものさ〜がんばれマットの奮闘記
僕がパイロットだぁ〜! in マウイ

僕に操縦はまかせて〜!!
僕に操縦はまかせて〜!!
6月27日@マウイ島カパルア(プライヴェイト・イヴェント)

ホノルルを出発した時の僕たちの気分は最高! ジェイクは今日から2夜にわたって、マウイ島でのコンサートがあります。1カ所目はカパルアでのプライヴェイト・パーティ。そして2カ所目はパイアにあるチャーリーズ・レストランというバーでの演奏を予定しています。僕は、余裕を持って会場へ着きサウンド・チェックが出来るようにと、あらかじめ細かい計画を立てます。何時にレンタルカーをピックアップして、ご飯はいつ頃どこで食べて、眺めの良いこの一本道のドライヴ・コースを通って今夜の会場であるRitz Carlton Kapaluaホテルに着くんだな、と…。

が、ここでその計画は瞬く間に崩れさったのです!
誰が知っていたでしょうか、このホテルへのたった一本道であるドライヴ・コースが、森林火災火事で通行止めになっていることを!?!? 約2メートルに渡ってくすぶっていた林野火災はあっという間に1500エイカーもの土地を全焼してしまったと言うのです。ホテルまではこの道を使う以外方法はありません。「どうしたらいいんだ? 何か方法を考えなくては。最悪、ショウをキャンセルしなくてはいけないのか…?」と、焦りだけが先走っているその時、僕の携帯電話が鳴りました。

「大至急ヘリコプターをご用意させていただきました。」
「え?! 何だって!? 本当に??」
それは、今夜の会場担当者からの連絡でした。
僕たちは急いでタクシーで、そのヘリコプターの待つヘリポートへ向かいます。

ジェイクにとってこのヘリコプターでの“レスキュー”は2回目だといいます。一回目の出来事は、ジェイクが10歳か11歳の頃、モロカイ島でキャンプをしていた際、ハリケーンに襲われコーストガードにレスキューをされた時だそうです。今回もヘリコプターにレスキューされたジェイク、何だかヘリコプターと良い縁でもあるみたい。

ヘリコプターはとてもスムーズに上昇していきます。ジェイクが操縦して、僕がその隣で副操縦手…。ははは。なんてのは冗談ですが、幸運なことに、とても快適な空の旅で僕たちは島の北から、いっきに西側へと移動できたのです。

上空からの眺め、それはそれは美しい景色でした。山々を覆って動かない雲の中にヘリコプターは入って行きます。それはとても静かでピースフルなひととき。自分たちがどこへいるのか一瞬分からなくなるような不思議な光景がそこは広がっていました。

と、そんな一時の平和な時間はどこへやら、あっという間に下界へ降りる時間です。迎えに来ていた車に乗り込みそのままサウンド・チェックをし、軽くシャワーを浴びて本番へ向かいます。あぁ! あのピースフルな時間を戻してくれっ!!

今夜は、とある会社のビジネス・ディナーの場での演奏ということもあり、名刺の交換をしがてら、飲んで食べて笑ってのビジネス・トークを交わしている人達がいる一方で、ジェイクのステージ前に座り込み演奏を観ている人が約60人ほど。今までとはちょっと違った雰囲気ですが、ここでもジェイクはスタンディング・オヴェーションを受けます。

明日僕たちは出発の前に道路状況を確認しなくてはなりません。もし問題ないようだったら明日のThe Carley’sでの演奏に駆け付けることができるでしょうが…。こればっかりは明日にならないと分からないのです…。

マウイ・ニュース
オロワルの火事
http://www.mauinews.com/story.aspx?id=31818






上空からマウイ島を眺めます。
上空からマウイ島を眺めます。
ジェイクは2回目だけど、僕は初めてヘリコプターに乗ります。ドキドキ...。
ジェイクは2回目だけど、僕は初めてヘリコプターに乗ります。ドキドキ...。


2007年06月23日
〜男に試練はつきものさ〜がんばれマットの奮闘記
マット奮闘記最終日はサンタバーバラより。

見よ、この人の数!!
見よ、この人の数!!
6月16日@カリフォルニア州サンタ・バーバラ

朝の5:30。今日のパフォーマンスは午前11:30から。今から僕たちには4時間という長距離ドライヴが待っています。辺りからはニワトリが鳴き声が聞こえます。と、言ってもこのホテルの周りにニワトリが居るわけではありません。ジェイクの携帯電話のアラーム音です。まだ鳴っています…。そしてまた彼は“スヌーズ・ボタン(アラームを止めるボタン。このボタンはアラームの元を切るまでいつまでも鳴り続けるものなのです)”を押し、また眠り、また押し、をくり返しているよう。

乾燥した草木がつづく丘を超え、山を下りると景色はすぐに霧へと変わりました。
僕たちは車の中でSun Records のコンピレーションCDを聴いています。(Memphis のベスト曲とJohnny Cashが歌う『Because you’re mine』と『I walk the line』)

僕たちが到着した時、サニー・サンタ・バーバラ(よく晴れた日が続く事からこのようなニックネームがついたようです。)は晴れてはいませんでした。空は曇っていましたが、空気は軽く、僕たちはまた朝も早いし、すぐに晴れてくれるだろうと望みます。

今日僕たちが泊まるのはカジノ・ホテル。さっそくチェックインをして朝食をとろうとホテル内のカフェへと向かいます。するとそこにはゲームルームが、ちょっと立ち寄りスロットマシーンで遊び始める僕たち。しかしツイていない僕たちは10秒間に10ドルを使い果たし、もう一生ギャンブルはしないと誓うのでした…。

会場へ着く頃には天気も回復してきました。自転車にのった会場係が僕たちの車をバックステージへと案内してくれます。そこでは皆ジェイクの登場を待ちに待っていてくれました!僕たちは控え室へと案内されます。その部屋の壁には連なったCDとファンキーなミュージック絵画の数々が弦にくくられ飾られています。そして、フレッシュ・フルーツとジュース、それから頭の動くジェームス・ブラウン人形が(!?)が備えられてました。

ジェイク前のバンドが終わり、ジェイクがステージへと向かいます。その時空は晴れていました。空は真っ青、風は軽く、とても美しい日になりました。昨日よりは涼しいと昨日からフェスティバルにいる人は言います。ステージ下にはヒッピー、レゲエ&フォーク・ミュージック・ファンが集まります。子供達からティーンエイジャーまでがステージの周りを囲みます。このフェスティバルの一日平均の入場者数は約3500人。昨日からの住み込みキャンプでちょっと身なりが汚れかかっている(!?)人達が楽しそうに歩き回り、ステージから届く心地よい音楽にノリにのっています。

“ジミー・シミービュカロー”とミスアナウンスされた昨夜ほどではありませんが、今日も間違った発音で紹介されたジェイク。それでも、最後には大喝采へと持っていきます。座席は瞬く間に埋まっていきます。そしてジェイクの演奏後には約2000人の観客全員が立ち上がり大歓声を送っていたのでした。

ジェイクは『While My Guitar Gently Weeps』をオープニング曲として演奏、するとすでにこの時点でスタンディング・オヴェイションです!この曲の途中に少女が友達の腕をつかんで、「彼の演奏、すばらしいわよ!」と叫んでいるのが聞こえます。

たくさんの人々がジェイクのパフォーマンスについて話しています。今回持っていたCDは全て売り切れてしまったため、CDを手にすることが出来なかった人までいたほど。

数時間後、ジェイクは Joe Kraven と言うミュージシャンと共に45分間のワークショップを行ないました。 Joe Kraven は回りにいる人達を自然と自分の演奏に巻き込んでしまう、モチベーショナリストです(彼の事を知らない人は今すぐチェックしてみて!)。平均このワークショップには50−100人ほど、大きなものでも200人ほど。しかし、ジェイクのインタビュー最後には400人以上の人が集まりました。

彼は、ウクレレとの出会い、お母さん、ウクレレについて、そしてもっとも重要な音楽、ヴォイス、トーンに関するフィロソフィー的な考え方について語りました。そして、熱弁していくうちに質問内容を忘れ、「あれ?質問はなんだったっけ?」と聞き返すのです。

そして、今日でこの“Kaz(マネージャー)のいないツアー・パート2”は幕を閉じるのです。僕は明日ハワイへ戻ります。ジェイクは明日Kazと再会をし、アリゾナへと向かいます。“Kazツアー・パート……”と、一体何回になるのかも数えきれませんが、Kazからのレポートを楽しみにしましょう!

Aloha!



バックステージではしゃぐジェイク...。
バックステージではしゃぐジェイク...。
ワークショップにて。
ワークショップにて。


2007年06月23日
〜男に試練はつきものさ〜がんばれマットの奮闘記
でた〜!?今度は、“ジミー・シミービュカロー”!

サンセットセンターの自分のポスターと一緒に写真をとるジェイク...。
サンセットセンターの自分のポスターと一緒に写真をとるジェイク...。
6月15日@カリフォルニア州カーメル

「さて、いよいよ登場、ジミー・シミービュカロー(Jimmie Shimmybuckaroo!?)!!」

「何?!」僕は思わず手で顔を覆い、頭を下にして首を横に振ります。「信じられん…」

しかし、こんなことくらいでこの“ジミー”はひるぎません。ジェイクは堂々と大きなステージ中央に向かって歩いて行きます。そして、ウクレレをケーブルに繋げると黒いストゥールに座ります。一直線に伸びるスポットライトがジェイクを照らします。

今夜の観客はThe Del McCoury Bandと言う、すばらしいブルーグラスを演奏するバンドを目的にやって来た人が多かったよう。彼らも、ROCKED(すばらしかった)!! でも、やっぱり(偏見かなあ?)僕はジェイクが今夜のショウの主役だったと思うんだ。

いつもは『While My Guitar Gently Weeps』で演奏をスタートしていたジェイク。でも今夜は、『Somewhere Over the Rainbow』から始めました。新しい会場に、今までとは違うオーディエンス、そしていつもはジェイクがヘッドライナーのコンサートとは違って、ほとんどの人がジェイクの事を知りません。という事をふまえて、ジェイクは観客がとけ込み易い曲から始めたようです。彼は美しく完璧にウクレレを奏でます。今さら驚く事でもありませんが、『Orange World』では大喝采を受けました。そして、オーディエンスは『Ave Maria』『3rd Stream』の演奏についてはべた褒め状態。

今夜もたくさんの多くのジェイク・ファンができました。特にThe Del McCoury BandメンバーとDelの奥さん。彼女は僕の隣でCD販売をしていましたが、とても素敵な女性。僕たちはまた来月にHigh Sierra Music Festivalでの再会を約束しました。また皆さんにも会える事を楽しみにしています!

次回はサンタ・バーバラからです。ジェイクのパフォーマンスは午前11:30からです。そして早起きをして会場までの4時間かけてのドライブが待っています。ホテルの僕の隣はジェイクの部屋、まだウクレレを奏でる音が聞こえます。“早く寝てよ〜ジェイク!”きっといつものように明日の長時間ドライブでジェイクは寝るつもりなんだろうな...。僕はもう寝ようっと!


バックステージにて。
バックステージにて。
ちょっとぼやけてしまっていますが...。
ちょっとぼやけてしまっていますが...。


2007年06月21日
〜男に試練はつきものさ〜がんばれマットの奮闘記
ジェイクの演奏中に“No Stage Diving”!?!?

"No Stage Diving (ステージには飛び込まないで下さい)!!!"
6月14日@カリフォルニア州ウエスト・ハリウッド

ここはウエスト・ハリウッド。ファッショナブルなお店が建ち並び、コーヒー屋さんでは注文の多いオーダーが飛び交います。「低脂肪のクリームでお願いね」「最高級のエスプレッソを2ショットで」「キャラメルをちょっとかけて頂戴」「あ、シナモンも振りかけてよね」「スプーン半分の量のソイ・ミルクを加えて頂戴」「あらー、あんた、ちょっとこれ、入れ過ぎよー。すぐ作り直して頂戴!」

今夜の会場はThe Key Club。ちょっと今までとはだいぶ雰囲気の違った会場です。中はとても大きいのだけれど、壁中が真っ黒に塗られとても暗い雰囲気。パンクやロック・バンドの演奏が多いらしく、そのサウンドシステムもとてもパワフルなもの。ウエイトレスは赤いライトの取り付けられたトレイを持って歩き周ります。そして天井には、会場をパンク&ロック・ミュージックにのって暴れて踊り狂う観客へ“No Stage Diving(ステージには飛び乗らないで!)”と書かれたサインが貼付けられています。ステージ上2階にはレストランがあり、会場全体を見渡せるようになっているのですが、ちょっと威圧感が感じられます。ステージ右上には巨大なスクリーンが掲げられコンサートの様子が映し出される。僕は正直ナーヴァスでした。このような会場に来る観客はジェイクのパフォーマンスにどのような反応をするのだろうか?と。

“プリーズ・ウエルカム、ジェイク・シマブクロ!”

300人以上の観客の話し声、飲んで笑って…。それはとても大きな声でうるさい(どの会場でも同じことなのですが…)。しかし、それでもそんな状況をガラッと変える出来事は起こるのです。それは僕たちにはどうするのかは分かりません。でも、ジェイクにはそれが出来てしまうのです。ジェイクの人柄なのでしょうか?彼の存在感なのでしょうか?彼がウクレレを“ポロンッ…”と弾いたその一瞬でその場の空気が止まってしまったかのようになります。バーテンダーがグラスを片付ける音以外は何も聞こえなくなります…。ジェイクはやりました! 観客の心を射止めたのです。彼が観客にLOVEを届けると、観客はジェイクに応えるのです。

今夜のショウも大成功でした。たった一つ不満を言えば、キレイに着飾った女性。近所のコーヒー屋さんから“ああでもないこうでもない”と注文の多いコーヒーをオーダーしそうな感じの人でしたが、オープニング・アクトが終了した時点で眉間にシワを寄せて会場から出て行きました。中にはこういう人もいるのです。まあ、それはそれでいいのだけれど。

そして、マック・マカナリー(ジェイクの『Gently Weeps』のプロデューサー)も会場へ駆け付けてくれました。僕はすぐさま彼の元へ走りより、歓迎の挨拶をします。ジェイクは『While My Guitar Gently Weeps』のクライマックス部分に差し掛かったところ。マックは笑顔でその演奏の様子を見ています。そして、嬉しそうにジェイクの早弾きの手の動きを真似てみたりしています。“You Go Mac!”

今夜はさらに強力なメンバーが揃います。ジェイクのパブリシストであるマイケル・ブルーム、スタイリストのイヌさん、そしてブッキング・エージェントAPA LAのスタッフ達。会場中に彼らのあたたかい声援(というより、叫び声に近かったですが。)に感謝します。見に来てくれてありがとう!

僕は、ステージがある下の階で、ジェイクの演奏中、商品を販売していました。場所はトイレのすぐ隣だったので、通り過ぎる人はみな商品を見ていきます。ジェイクのパフォーマンスの様子が見られるテレビが付けられていたので僕もステージの模様を見る事が出来ました(スウィート!)が、時折、カメラはジェイクに追いつけないようで、なんだかジェイク演奏のスローモーションを見ているかのよう。画像が聞こえる音に対してスローなんです。変な現象。この映像をもらってきたのだけど、見てみたい??
サウンドチェックをするジェイク。
サウンドチェックをするジェイク。
APA LA のメンバー達。
APA LA のメンバー達。


2007年06月21日
〜男に試練はつきものさ〜がんばれマットの奮闘記
ただいま〜サンジュアン!!

久しぶりのコーチハウスでの演奏、サウンドチェックにも力がはります!
久しぶりのコーチハウスでの演奏、サウンドチェックにも力がはります!
6月13日@カリフォルニア州サンジュアン

ジェイク、今夜はCoach Houseでの演奏です。天井窓から降り注ぐ太陽の光に照らされたステージ上で、ジェイクは機材のセッティングを始めました。500席を収容するこのディナー&クラブ・スタイルのこの会場、開場前の今この時間にはまだ誰もいません。全てのイスはテーブルの上に片付けられたまま。壁中に木材のフレームに入り掛けられた、Couch House歴代パフォーマー達の白黒写真が笑顔でジェイクの姿を見守っています。写真の中には、Willie Nelson, B.B. King, Miles Davisの姿があります。

ジェイクが前回この会場を訪れたのは、今年の2月でした。キャパを超える観客数に会場内は押し合い状態だったのを覚えています。それでも、『Orange World』であろうが『Ave Maria』であろうが、「シー静かに!」という声が聞こえていました。今夜は前回に比べるとは観客数は少ないようですが、同じように静かに演奏を聴こうというリスペクトが見受けられます(ただ、ジェイクが『Touch』を演奏中に会場係がひとテーブルに向かい「静かに!」と注意します。でも決して彼らは周りに迷惑のかかるくらいの騒ぎをしていたのではありません。その会場係がただ単に演奏聴きたかったからなのです!)。

ショウが始まる前、ジェイクと僕はジミー・バフェットオジさんのツアー・マネージャーであるチャーリーと彼の友達に会いました。チャーリーがここの会場のオーナーをよく知っているということもあり、彼らはステージ全体を眺められるプライヴェイト・ブースからジェイクの演奏を見ます。チャーリーの友達であるマークは、今まで一度もジェイクのパフィーマンスを観たことがありません。1曲目『While My Gently Weeps』が始まり、僕はチャーリー達のいるブースへと向かいました。ジェイクが『While My Guitar 〜』の最後の節をゆっくりと弾き終えた時、マークが深い溜め息とともに「Wow!...」。僕は彼の近くに寄り、彼の肩に手を置き、「マーク、テイク・イット・イージーにね。まだショーは85分残っているからさ」と言ったのでした...。

今夜のセット・リスト:
While My Guitar Gently Weeps
Blue Roses Falling
Let’s Dance
Dragon
Me & Shirley T.
Sakura
Orange World
Ave Maria
In My Life
Spain
Touch
Going to California
Crosscurrent
3rd Stream
ハナ・ホウ:
Somewhere Over the Rainbow
“ザッ・コーチハウス”
“ザッ・コーチハウス”
“ピース・ラヴ・ウクレレ”Tシャツを着たジェイク・ファン、ジェニファーさんと。
“ピース・ラヴ・ウクレレ”Tシャツを着たジェイク・ファン、ジェニファーさんと。


2007年06月19日
〜男に試練はつきものさ〜がんばれマットの奮闘記
ジェイク、幼少時代に戻る...。

子供たちと一緒になって演奏に見入るジェイク。
子供たちと一緒になって演奏に見入るジェイク。
6月11日@ケンタッキー州レキシントン

ノースキャロライナ州ヘンダーソンヴィルを後にし、ケンタッキー州はレキシントンへ向かいます。車を走らせること約5分、ジェイクはスヤスヤと眠りに入ってしまいました。今夜のジェイクは、“The Woodsongs Old Time Radio”に出演します。このラジオ番組はケンタッキー・シアターという場所から放送され全国486局のラジオ・ステーション、XMサテライト・ラジオ局、東はフィラデルフィア州から西のロサンジェルス、南はフロリダ州から北のアイオワ州まで全国ネットワークのあるPBSテレビ局、そしてインターネット放送を通して見ることもできるので、ざっと300万人のオーディエンスがいるのではないでしょうか。まあ、全300万人がこのWoodsongsのラジオ局と知り好んで聴いているというようにはいかないでしょうが、少なくとも平均2万人はこのラジオ局の放送を待ち望んでいると言われています。

このラジオ放送はとてもユニーク。ステージには、ミュージシャンだけが上がり、その前にマイクが置いてあるだけ。マイケル・ジョナサン(司会者であり、ミュージシャン、作者でもありそして自称、環境保護論者)から、会場係、サウンド・エンジニア、案内係からチケット係までこの放送に関わっている人、全てがボランティアとして働いています。この番組は、音楽を元のアコースティック時代のルーツに戻そうというのがコンセプト。400席からなるこのシアターはいつも満員になるのですが、コンサートと言うよりはラジオ番組を見学しているといった感じ。ミュージシャンはテレビ用カメラに向かって演奏します、そしてその周りにいるオーディエンスはその演奏をライヴで見ることができるという流れ。

今夜のジェイクは、カナダ出身の女性3人組のヴォーカルトリオ、The Be Good Tanyasなど他すばらしいミュージシャン達と共演します。まず始めにジェイクは『Let’s Dance』を弾きます。その後の会場を笑いの渦へと巻き込んだインタビュー、その盛り上がりの勢いのまま『While My Gently Weeps』を弾き始めます(放送後のプロデューサーの話によると、鳴り止まない拍手に編集が必要になるところだった!とのこと)。

続いては、The Be Good Tanyasトリオの出番。2曲を披露し、インタビューを受けます。さらに彼女達は2曲を演奏、その後はジェイクのパフォーマンスへと戻ります。続けてジェイクは、『アヴェ・マリア』を演奏。会場にいたサザン女性達の涙を誘いました。そして『Orange World』の演奏後には観客総立ちの大喝采と、さらに盛り上がりをみせます。

ライヴ放送は終了しましたが、会場のオーディエンスにはスペシャル・アンコール。司会者が子供達がもっと良く見えるようにとステージ近くへと呼び寄せます。
この時、「ウクレレ」と正しく発音したブロンドの少女が、司会者から1ドルをもらうというかわいらしいひとコマも。ジェイクはアンコール曲『3rd Stream』を弾いた後、ステージを降り子供達と一緒に座ってThe Be Good Tanyasのアンコール曲を聴きます。7〜9歳の子供達と並んでもなんだか違和感のないジェイクでした...。

さあ、この後はJimmy Paige とRobert Plantの言葉を借りて、『Going to California』。カリフォルニアに向かいます!!(70〜80年代初頭に活躍した英国のロック・バンド“Led Zeppelin”=ギタリストJimmy PaigeとリードヴォーカルRobert Plant、ベーシスト/マンドリニストJohn Paul Jones、ドラマーjohn Bonham)『Going to California』は彼らが1971年にリリースした曲)
ジェイクのパフォーマンスに拍手は鳴り止みません。
ジェイクのパフォーマンスに拍手は鳴り止みません。


2007年06月14日
〜男に試練はつきものさ〜がんばれマットの奮闘記
ジェイクツキノワグマに襲われる!?

エイサ(右)は大切な友達!
エイサ(右)は大切な友達!
6月9・10日@ノースキャロライナ州ヘンダーソンヴィル

3大“ヴィル”ツアーの最後を飾るのはノースキャロライナ州ヘンダーソンヴィル。ハワイで知り合ったノースキャロライナ出身の友達が最近実家へ戻ったこともありジェイクがやって来ると彼に知らせると、大喜び。「誰もヘンド(Hendersonvilleの略らしい)へはやって来ないんだよ!どこで演奏するんだい?」と聞いてきます。

オープンしてからたった3ヶ月という新しい今夜の会場、Blue Ridge Performing Arts Centerは、まだ地元人にもあまり知られていない場所みたい。でも、きっとジェイクが演奏した今夜以降、多くの人に知られることになるのでしょう。この町では2日間にわたって演奏をします。100席ほどからなるこの会場、1日目のチケットはソールドアウト。2日目もほぼ売り切れ状態となりました。そして、その観客のほどんどが一度もジェイクを見たことが無いと言うのです。

1日目―。
ジェイクがイスに座りゆっくりと深い深呼吸をします。手にはウクレレを持ち、身動き一つせずにうなだれて座っています。会場は真っ暗。スッポトライトに照らされたジェイクの姿が見えるだけ...。どこかで観客が身動きをとり微かな物音が聞こえます。あとはシーーーーーン。何一つ聞こえません...。
そして、ジェイクがゆっくりと弾き始めます。

コンサートの善し悪しを決める正当な判断方法なんてありません。コンサートがどうだったかなんて、一番始めに会場から出てくる人の言葉で全てが分かると言えるでしょう。ジェイクのパフォーマンスの後、あっけにとられたような表情をした一人の男性が会場から出てきました。まだ会場の中からは拍手の嵐が聞こえてきます。その男性は僕と目が合うとすぐに「Good Load...(こりゃ、信じられない...)」ささやきます。そして、全てのCDを購入していきました。

2日目には、ジェイクの友達ASA(エイサ)が友達のグレッグを連れてやって来てくれました。以前にも紹介したハワイ出身のエイサ。8年前にノースキャロライナ州に引っ越して以来、近隣で行われるジェイクのショーには数時間かかっても必ずドライヴしてやって来てくれます。

余談ですが...。
ヘンダーソンヴィルは小さな町ですが、実は、州の中でもとても危険な町の一つなのです!多くの犯罪で危険なのではなりません。なんと、野生動物が多く出没するということで危険なのです!!中でもツキノワグマの出没率が高いといいます。実際、僕たちも何度か遭遇しましたが、なんとか危機は逃れました...(汗)。詳しくは下の写真を見て下さい...。

それでは、ヘンドに別れを告げて!
次はケンタッキー州は、Woodsongs Old Time Radio Hour会場より報告をします。
お楽しみに!








ぐぁあ!やられるぅ!!!
ぐぁあ!やられるぅ!!!
アイスクリームいただきま〜す!
アイスクリームいただきま〜す!
はしゃぎすぎるジェイク。何歳だったっけ君は?
はしゃぎすぎるジェイク。何歳だったっけ君は?


2007年06月08日
〜男に試練はつきものさ〜がんばれマットの奮闘記
”ヴィル”ツアー2日目はノックスヴィル!

今夜の会場Bijou Theatreの入口で。
今夜の会場Bijou Theatreの入口で。
6月8日@テネシー州ノックスヴィル

この三大“Ville/ヴィル”ツアーの二番目にあたる町、ノックスヴィル。
今夜、ジェイクがパフォーマンスする会場Bijou Theatreは、今から約100年も前になる1909年3月8日にオープンしました。そしてさらにBijou Theaterが入るLamar Houseホテルはそれよりも92年も前(1817年)に建てられ、このノックスヴィルの町では4番目に古い建物になるそうです。(http://www.knoxbijou.com)

新しく建てられたばかりのShermerhorn Symphony Center会場(昨夜の会場)は、最新のテクノロジーを使い可能な限りベストな音を出すように設備され、奏でられる音も爽快に聞こえたのに対し、Bijou Theatreは全ての音にその深い歴史の重みが 刻み込まれているかのような奥深い音を出します。年期の入った木材やブリックだけが作ることのできる暖かみのあるアコースティックの音でジェイクのパフォーマンスは、250人を収納する小さな会場をさらに一体感あるものにしたのです。

今夜のショウの前には、地元テレビ局WBIR-TVの『Live at Five』というニュース番組に出演しました。司会のRussell Bivenも本番では無事(?)にジェイクのフルネームを正確に言うことができました(と言っても、本番前に7・8回練習を加えて、しかもシマブクーロとロの前にかなりの間がありましたが…)。本番インタビューでもウクレレの名前の由来についてなどの質問がなされます。

そして、短いコマーシャルの後、ジョージ・ハリスンでお馴染みの曲「While My Guitar Gently Weeps」を披露。その場は一瞬にして驚きの場に変わります。きっとこのジェイクの演奏を観てBijou Theatreに足を運びたくなった人もいたはず。しかし残念なことに、今日一日中続いている暴風雨のせいで、家から出ることができなかった人達がほとんどだったのではないでしょうか。

今夜のジェイクは、The Greencardsという2人のオーストラリア出身と1人のイギリス出身のトリオのブルーグラス・バンド(それに今夜はもうひとりギタリストがいます)のオープニング・アクトとして演奏をします。パフォーマンス前にBijou TheatreのVIPと軽く挨拶をする機会もありましたが、どうやら今までジェイクを観たことないという彼らの興味は、すでに4回目の来演となるThe Greencardsにあるよう。

パフォーマンスの前に隣にあるレストランで軽くディナーを済ませます。TEAM JメンバーのScotto, Jody, とJeffも駆け付けてくれました(また来てくれてありがとう!)。そしてその後、急いで会場へと戻ります。

ジェイクは「While My Guitar Gently Weeps」をオープニング曲に選び、「3rd Stream」を最後に演奏しました。

演奏後の途中休憩では、溢れんばかりの観客が販売場所へやって来きます。「ジェイクの新しいCDはどれ?」「Wow! ヨークーレイリィィィィィー(サウスのなまりで言うと)なんて今まで聞いたことなかったのかしら!」「ねえ、ハニー、さっきのショウは信じられないくらい素晴らしかったわね?」「私達きっと退屈なショウになるんじゃないかって思ってたの。そしたら、大間違いよ!」などとあちらこちらで話しているのが聞こえます。

The Greencardsのパフォーマンスの後、ジェイクはステージ上に戻りアンコールとして「Time After Time」をThe Greencardsと共に演奏しました。ギター、ヴァイオリン、マンドリン、ベースそしてジェイクのウクレレが加わります。皆さんには聴こえますか!? なーんて、残念なことに僕も外でCD販売をしなくてはいけなかったので、このアンコールを聴くことはできませんでした。でも、会場を出た後の観客達、大満足のようでしたよ!

次の3大“ヴィル”ツアー先は、ノースキャロライナ州ヘンダーソンヴィルになります。お楽しみに!Aloha!


WBIR-TVのRussell氏とウクレレの名前の由来について語ってます...
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真剣にサウンドチェック中...しかし、そのTシャツには何て書いてあるの?
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The Greencardsとリハーサル中。
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