ソニーのKazyさんから電話をもらったのは、数日前。
「17日の夜、『フラガール』関係者のパーティがあるんだけど、行かない? ジェイクはツアー中で出席できないし。このパーティがキャスト&スタッフ勢揃いの最後の機会になるんだって」
もちろん、OKです。すでに、昨年末から映画各賞を山ほど受賞している『フラガール』。17日といえば、日本アカデミー賞の授賞式が行なわれる日でもあります。
都内某ホテルのパーティ会場に到着したのは、午後7時半頃。受付へ行くとシネカノンの方が教えて下さいました。「とったんですよ、最優秀作品賞!」。なんと!!
テレビは、実際の授賞式より数時間遅れての放映でしたから、午後7時半にはすべての結果が出ていたのです。向こうからプロデューサーの石原さんがやって来ました。Kazyさんはじめとするソニー・チームに混ざって、J子も「おめでとうございます」のご挨拶。「渡辺謙さんのスピーチに感動して、すっかり授賞式が終わった気になっていたから、びっくりしましたよー!」と石原さん。そうなのです。この後のパーティで李監督もおっしゃっていましたが、『フラガール』の受賞は、奇跡と言っても過言ではないのです。
日本アカデミー賞で、メジャーではなくインディペンデントの会社制作による映画が受賞することは、極めて稀なことです。実際、ノミネート作品には、錚々たるメジャー作品が並んでいました。それに、賞レースというものには、多かれ少なかれの政治力が働いたりするのも、世の常。そんなものとは無縁の『フラガール』ですが、それでも栄冠を手にできたのは、まさしく作品が持つ力ゆえ。無欲の勝利、でした。
石原さんに続き、宣伝を手掛けたスタッフのみなさんも姿を現しましたが、口々に「信じられない」「まさか、とれるなんて思ってもいなかった」「びっくりして、しばらく言葉が出なかった」…と笑顔で語ってくれます。そして。「ここに,ジェイクがいてくれたら、一緒に喜べたのに〜!」と、これまた皆さん、付け加えてくれます。「すみません。今頃ジェイクは、オレゴンにおりまして…」とJ子。
聞けば、日本アカデミーでは5冠を獲得したという『フラガール』。授賞式後の出演者インタビューが長引いてパーティの開始も予定より遅れましたが、これからみんなでお祝いできるかと思うと、待っている時間も苦にはなりません。ほどなくして、富司純子さん、山崎静代さん(以下静ちゃん)、松雪泰子さん、蒼井優さんらが会場にやって来ました。パーティの始まりです。
蒼井優さんの涙に、Kazyさんもグッときています。
松雪泰子さん演じたまどか先生のモデルになった早川先生のご挨拶も感動的でした。
静ちゃんと、志賀勝さんには、笑わせて頂きました。
そして、何よりも素敵なことは、誰もがみんな、この映画に関わったすべての人をリスペクトし、感謝を捧げている、ということです。苦楽を共にした仲間同士に結ばれた強い絆を感じました。そして、その絆は、この場にはいないけれど、海の向こうにいるジェイクにも結ばれているのだと、思いました。何人の人に「次にジェイクさんが日本に来るのはいつですか?」と聞かれたことか。
宴の終わりに、フラガールズが“フラガール”(日本語ヴァージョン)を踊ってくれました。着物姿のガールズもいれば、ワンピースのガールズもいる。格好はバラバラだけど、時々、ちょっと間違えちゃったりもしたけど、それでも、ガールズの心はひとつ。ガールズの踊りを見ながら、優さんも、静ちゃんも、泣いていました。踊り終わったガールズも泣いていました。
映画の中のように、松雪さんのかけ声で、「ゴー、ガールズ!!!」。パーティは終わりました。ガールズの輪は、当分バラけそうにありません。存分に、名残を惜しむことでしょう。J子も、思わず、もらい泣きです。
今日、このなんともあたたかくて、気持ちよくて、みんながハッピーでいる場に自分が身を置くと、「ジェイクにも、ここにいて欲しかった」と思ってしまいました。『フラガール』にとってはジェイクも、欠くことのできない大切なチームの一員だから。だからJ子は、ジェイクやK女史の分も、たくさんたくさん拍手しました。みなさんのご挨拶やフラガールズのダンスに、これでもかってほど、拍手を送りました。
早川先生が、「映画はもちろんだけど、フラガールズが身体中のあちこちを痛くしながらがんばった撮影風景も是非観て頂きたい」とおっしゃっていましたが、3月16日に発売されるDVDメモリアル・ボックス(3枚組)には、そんなメイキング・シーンもたっぷり収録されます。もちろん、ジェイクのPVもフィーチュアされています。
そして、2月24日からは、東京都内4つの劇場で、凱旋感謝上映が始まります。見逃している方、もう一度大きなスクリーンで映画も音楽も堪能したい方、是非とも劇場に足を運んでください。上映劇場は、シネカノン有楽町、渋谷シネ・アミューズ、新宿シネマスクエア東急、シネ・リーブル池袋、です(詳細は
http://www.hula-girl.jp)。